「これからはAI検索の時代です」と営業を受けたり、ChatGPTで自社の業種を聞いたら競合の名前だけが出てきたりして、依頼先を探し始めた方もいるのではないでしょうか。
結論からいえば、多くの中小企業にとって、最初から月額数十万円の契約を結ぶ必要はありません。この記事では、LLMO対策会社に頼める仕事と依頼前に無料でできる現状確認を整理したうえで、依頼先の種類や費用相場、選び方を解説します。
ひととおり読めば、自社に合う相談先と予算の目安を決め、効果を断言する提案も見分けられるでしょう。
※本記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。
LLMO対策とは
LLMO対策は、ChatGPTやGoogleのAIによる概要のような生成AIの回答に、自社の情報が取り上げられるよう整える取り組みです。新しい言葉なので、何をするのか、SEOとどう違うのかがわかりにくいと感じる方もいます。
ここでは、言葉の意味と注目される背景を押さえたうえで、SEOとの違いとGoogleの考え方を解説します。
LLMOの意味
LLMOは、生成AIの回答に自社の名前や情報が載るよう、サイトや発信内容を整える取り組みを指す呼び名です。LLMはChatGPTなどの生成AIの土台になる大規模言語モデルを指し、そこに最適化(Optimization)の頭文字を付けています。
似た意味で、AIO、GEO(生成エンジン最適化)、AEO(回答エンジン最適化)という呼び名も使われています。いずれもGoogleが定めた公式の用語ではなく、業界で広まった呼び名です。
GEOは2023年11月の学術論文で初めて使われた言葉で、確立した手法とまでは断定できません。呼び名が違っても目指す状態はほぼ同じです。営業で聞き慣れない言葉が出てきたら、どの作業を指しているのかを聞き返しましょう。
注目される背景
LLMO対策が注目される背景には、調べものに生成AIを使う人の急増があります。Googleは2026年5月に、検索結果の上部にAIの要約を出す「AIによる概要」の月間利用者が25億人を超えたと発表しました。対話形式で調べられる「AIモード」も、提供から約1年で月間10億人を超えています。
日本でも利用者は増えています。総務省の令和8年版情報通信白書によると、生成AIサービスの利用経験がある人は2025年度の調査で58.8%でした。
20歳以上に限ると52.2%で、2024年度調査の26.7%から大きく伸びています。ただし、2025年度から15〜19歳が調査対象に加わったため、全体の数字を前年と比べるのは避けましょう。調べものの入口は、検索結果の一覧からAIの回答へ広がりつつあります。
SEOとの違い
SEOは、検索結果の一覧で自社のページを上位に表示させ、クリックしてもらうための対策です。LLMO対策は、AIが作る回答の中で社名や情報が取り上げられ、参照元のリンクとして紹介されるための対策です。
目指す場所は違っても、土台は大きく重なります。GoogleのAIによる概要とAIモードは、通常の検索と同じ順位付けと品質の仕組みを基礎にしています。Googleの立場では、生成AI検索への最適化も検索体験の最適化であり、SEOの一部です。
違いが大きいのは、ChatGPTのようにGoogle以外の会社が提供するAIと、効果の測り方です。SEOでは検索順位やクリック数を見るのに対し、LLMO対策では社名が回答に出た回数や、リンクが表示された回数を追います。
Googleが示すAI検索の考え方
Googleは、AIによる概要やAIモードに表示されるための追加の要件はなく、特別な最適化も必要ないと明記しています。ただし、Search ConsoleでサイトをAI機能から除外していないことが前提です。
要点は次のとおりです。
| 項目 | Googleの見解 |
|---|---|
| AI向けの追加要件 | なし |
| 特別な最適化 | 不要 |
| SEOの基本 | AIでも有効 |
| AI専用のファイル | 作成は不要 |
GoogleのAI機能に向けた対策は、SEOとサイトの整備と同じ作業になります。会社に頼む意味が出るのは、Google以外のAIでの出方も継続して調べたい場合や、社内に作業を担う人がいない場合です。提案を受けたら、Googleの示す基本の範囲か、それ以外のAI向けかを分けて聞きましょう。
LLMO対策会社に頼める仕事
LLMO対策会社に頼める仕事は、大きく分けて調査・改善・測定の3つです。会社によって呼び方は異なりますが、多くは現状の分析から始め、サイトの手直しを経て、効果の報告までを1つの流れとして組んでいます。
ここでは、それぞれの仕事で何をしてもらえるのかを見ていきます。
AIでの表示状況の調査
最初の仕事は、自社がAIの回答にどう出ているかを調べる現状分析です。LLMO対策会社は、業種に関わる質問をAIに投げかけ、回答に社名が出るか、参照元として自社のページが示されるかを記録します。
各社の公開情報では、社名が出る割合(言及率)や参照元になる割合(引用率)を、競合と比較する調査が中心です。どの質問文で比べるかによって結果が変わるため、質問文の選び方も調査の中身に含まれます。
LLMOは登場して間もない分野で、標準的な調べ方はまだ定まっていません。調べる対象のAIも会社ごとに異なります。見積もりの前に、どのAIをどの質問文で調べるのかを聞いておきましょう。
サイトとコンテンツの改善
調査のあとは、LLMO対策会社が結果をもとにサイトのページや記事を手直しします。中心になるのは、サービスページの説明を補い、読者の疑問に答える記事を整える作業です。
この段階の作業は、SEO会社が普段請け負う仕事と大きく重なります。Googleが示すSEO業者のサービス例にも、サイトのコンテンツや構成の見直しと、コンテンツの開発が入っています。
一方で、AI専用のファイルを置く作業や、文章を細かく区切る作業は、GoogleのAI機能では必要ありません。提案の中にこうした作業が多い場合は、その目的と対象のAIについて説明を求めましょう。目的を答えられない作業に、月々の費用を払い続ける必要はありません。
効果の測定と報告
施策のあとは、効果を測って定期的に報告を受けます。各社が指標に挙げるのは、主に次の4つです。
- 社名が出る割合
- 参照元になる割合
- AI経由の訪問数
- 問い合わせの件数
ただし、AIの回答は聞き方や時期で変わる場合があります。どの質問文で何回測ったのかまで報告してもらわないと、数字の意味を判断できません。
契約の前に、何をもって成果とし、いつごろ結果が出るのかを確かめましょう。期待する結果とその時期、成功の測り方は、GoogleがSEO業者への質問として勧める項目です。筆者も感覚ではなく計測を重視しており、順位は上げる前にまず測るものと考えています。
GoogleのAI機能に限れば、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで表示回数を無料で調べ、会社の報告と照らし合わせられます。
LLMO対策会社は中小企業に必要?
多くの中小企業にとって、最初から月額数十万円のLLMO対策会社と契約する必要はありません。先にSEOとサイトの整備、無料でできる現状確認を進め、依頼はそのあとに考える順番で十分です。Googleも、小規模な地域のビジネスの経営者なら、おそらく作業の多くを自社でこなせると説明しています。
ここでは、依頼を検討したほうがよい場合と、ほかの手段を優先したい場合に分けて判断の目安を紹介します。
依頼を検討したほうがよい場合
LLMO対策会社への依頼を考えたいのは、自社だけでは手が回らない事情があり、予算も確保できる場合です。時期については、Googleがサイトの再構築や新しいサイトの開設を計画しているときを、SEO業者の利用を始める最適なタイミングとしています。
LLMO対策も土台はSEOと大きく重なるので、サイトの設計段階から相談すると作り直しの手戻りを防げます。次のような状況なら、依頼を検討しましょう。
- サイトの再構築や新規開設を控えている
- 社内にWebの担当者がいない
- 競合がAIの回答で先に紹介されている
- 月数十万円の予算を継続して出せる
社内に担当者がいない会社は、SEOやサイトの改修まで1社にまとめて任せたほうが進みます。当てはまる項目が1つもなければ、次に紹介する手段から始めても遅くありません。
関連記事:Web制作会社にマーケティングはどこまで頼める?確認点から費用まで解説
SEOとサイト整備を優先したい場合
通常の検索で自社のページがほとんど出てこないなら、LLMO対策会社より先にSEOとサイトの整備を進めましょう。GoogleのAI機能に表示されるには、ページがインデックスに登録され、検索結果にスニペット(ページの説明文)が出ていて、Search Consoleの設定でAIへの表示を止めていない状態が必要です。
次の状態なら、整備が先です。
- 事業内容や料金がサイトにない
- 対応エリアや実績が書かれていない
- 社名以外の検索ではほぼ出てこない
- 最終更新が何年も前のまま
整備の中身は、事業内容と実績を正確に書き、読者の疑問に答える記事を増やすSEOの基本です。この段階なら、SEO会社やホームページ制作会社への相談が合っています。
関連記事:ホームページ集客はどれから始める?費用・期間・難易度で選ぶ方法を解説
自社の対応で足りる場合
地域のお客様を相手にする小さな会社なら、まずは自社の対応で足ります。Googleも、小規模な地域のビジネスにはSEOスターターガイドから始める方法を推奨しています。
自社で進めるなら、月に割ける時間から計画を立てましょう。月5時間なら、記事の追加は1本までが目安です。月に1本でも構わないため、更新の担当と締切を決めて続けましょう。
あわせて、Search Consoleにサイトを登録し、検索での表示状況を定期的に見ておきます。Search Consoleでパフォーマンスを見守りながら改善する進め方は、SEOスターターガイドでも案内されています。
自社の対応で手が回らなくなった時点が、外注を考える境目です。費用をかける前に自社で動いておけば、依頼先に頼む作業も絞り込めるでしょう。
関連記事:ホームページのアクセス数を増やす7施策|優先順位と作業量も紹介
LLMO対策会社に頼む前の現状確認
LLMO対策会社に相談する前に、自社がAIの回答にどれだけ出ているかを無料で確かめられます。現状の数字は、提案の中身を判断するときの材料です。
ここでは、Search Consoleの新しいレポートとChatGPTを使った確認方法、検索順位との見比べ方を紹介します。
生成AIパフォーマンスレポートで表示回数を見る
GoogleのAI機能での表示状況は、Search Consoleの「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」で確かめられます。2026年8月31日から全サイトで無料で使えるようになり、ヘルプページのリンク「生成 AI パフォーマンス レポートを開く」から表示できます。

対象はAIによる概要とAIモードで、表示回数はAIの回答の中でサイトへのリンクが表示された回数です。同じサイトの結果が2件出ても、グラフの合計では1回と数えます。
ヘルプに載っている指標は表示回数のみで、切り口はページ・国・日付・デバイスの4つです。まずはページ別に並べ、どの記事がAIの回答でリンクされているかを見てみましょう。AIでの表示回数が少ないサイトや、AI機能から除外しているサイトでは、レポートが表示されない場合があります。
ChatGPTに自社の業種を聞く
Google以外のAIでの出方は、実際に質問して確かめます。ChatGPTに「〇〇市で外壁塗装を頼める会社は?」のように、お客様が使いそうな言葉で聞き、回答に自社の名前やサイトが出るかを見ましょう。
回答は聞き方や時期で変わる場合があるため、1回の結果で判断せず、質問文を変えて何度か試しましょう。
ChatGPTを提供するOpenAIは、検索機能でサイトを見つけるクローラー(サイトを巡回して情報を集めるプログラム)にOAI-SearchBotを使っています。robots.txt(巡回の可否を指定するファイル)でこのクローラーを拒否したサイトは、ChatGPTの検索回答に表示されないと公式に説明しています。サイトを外部に任せているなら、拒否の設定になっていないかを確認しておきましょう。
検索順位とAIでの表示を見比べる
生成AIパフォーマンスレポートの数字は、通常の検索の順位と並べると意味がつかめます。AI機能に表示されたサイトの流入は、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」のパフォーマンスレポートにも含まれます。
当サイト(renoword.com)は開設1年目ですが、AIによる概要とAIモードでの表示回数は3か月で276回ありました(2026年8月27日時点)。通常の検索で6位だったキャッチコピー例の記事は、AIの回答でも25回表示されました。
1サイトだけの結果ですが、SEOで上位の記事がAIでも表示された実例です。同じページの平均掲載順位とAIでの表示回数を並べ、順位の高いページがAIでも出ているかを見比べましょう。3つの確認を済ませてから相談すれば、提案を自社の数字で見極められるでしょう。
LLMO対策を頼める会社の種類
LLMO対策を頼める会社に公的な分類はありません。本記事では中小企業の相談先として、専門会社・SEO会社・ホームページ制作会社の3つに分けて整理します。1社で複数の業務を手がける会社もあるため、区分はあくまで目安です。
ここでは、それぞれの特徴と向いている会社を紹介します。
LLMO対策の専門会社
LLMO対策の専門会社は、生成AIでの社名の出方を調べ、改善を提案するまでを主な仕事にする会社です。複数のAIを対象に、社名が出る割合や参照元になる割合を継続して追える点が強みです。
専門会社の中にも、現状の診断だけを請け負う会社と、戦略から実装まで一括で引き受ける会社があります。月額契約は数十万円からが中心で、従業員数名の会社には負担が大きい価格帯です。
向いているのは、SEOの土台がすでに整い、Google以外のAIでの出方も継続して追いたい会社です。予算が限られるなら、診断だけを単発で頼む使い方も選べます。
SEO会社
SEO会社は、検索順位を上げる対策を本業とする会社です。GoogleのAI機能は通常の検索と同じ仕組みを土台にしているため、SEOの実績がある会社なら、GoogleのAI対策も同じ作業の延長で頼めます。SEOとLLMO対策をまとめて提供する会社も選択肢の1つです。
キーワードを調べる作業や記事の制作、サイト構成の見直しまで任せられるため、AIの回答で参照元に選ばれる土台を一度に整えられます。一般的なSEO記事の制作なら、記事作成費は1本あたり1〜5万円が目安です。AI検索向けの記事として請け負う場合は、1本5〜20万円ほどとする会社もあります。
向いているのは、通常の検索でまだ上位を取れていない会社です。先に通常の検索で上位を取っておけば、GoogleのAIの回答に向けた準備も同時に進みます。
ホームページ制作会社
ホームページ制作会社は、サイトの設計や作り直しを本業とする会社です。Googleが、SEO業者の利用を始める最適な時期とするサイトの再構築や新規開設は、制作会社へ相談する時期と重なります。
作り直しの設計段階から検索とAIでの見え方を考えておけば、公開後に構成を直す手間を減らせます。注意したいのは、検索対策の範囲が会社ごとに異なる点です。ページの構造を整える段階までの会社と、公開後の記事作成や順位の分析まで見る会社があります。
費用は、地域密着の中小制作会社に小規模なサイトを頼むなら制作費30〜100万円ほど、公開後の保守・更新は月1〜5万円ほどが目安です。3つの違いを知っておけば、自社の状況に合う相談先を絞り込めるでしょう。
関連記事:ホームページ制作会社の選び方7基準|費用相場と契約の注意点も解説
LLMO対策会社の費用相場
LLMO対策の費用には公的な相場データがなく、各社の公開料金と比較記事の主張から幅で示すしかありません。以下の金額は2026年9月29日に確認した公開情報をもとにした目安で、個別の見積もりとは異なる場合があります。
ここでは、依頼の形ごとの費用と、中小企業が考えたい予算の目安を解説します。
診断のみのスポット依頼
診断のみのスポット依頼は、自社の社名がAIにどう扱われているかを1回だけ調べてもらう依頼です。比較記事が挙げる費用は数万〜50万円程度と幅が広く、初回の診断を無料にしている会社もあります。
依頼の形ごとの目安は、次のとおりです。
| 依頼の形 | 費用の目安 |
|---|---|
| 診断のみ | 数万〜50万円 |
| 月額コンサル | 月10〜50万円 |
| 実装まで一括 | 月50〜100万円以上 |
調べる質問の数や対象のAIが多いと、診断で50万円、月額で月50万円を超える例もあります。診断を頼むときは、報告書に対象のAIと質問文、改善の優先順位が入るかを先に確認しましょう。
診断結果は、SEO会社や制作会社に相談するときの資料にも使えます。継続契約の前に診断だけを頼むと、自社にLLMO対策がどこまで必要かを費用を抑えて見極められます。
月額のコンサルティング契約
月額のコンサルティング契約は、調査と改善の提案を毎月続けて受ける依頼です。比較記事には、中小企業向けの価格帯を月10〜50万円未満、大手向けを月50万円以上とする例があります。
公開料金の例では、あるSEO会社の料金がLLMO対策単体で月30万円から、SEOとのセットで月60万円からです(2026年9月29日確認)。最低契約期間は3〜12か月と会社によって幅があり、6か月以上とする会社も多く見られます。
たとえば、月30万円で6か月の契約なら、最低でも180万円かかる計算です。契約前に、最低契約期間と途中解約の条件を書面で確かめましょう。月額に記事の制作やサイトの改修が含まれるかも、あわせて聞いておくと比較できます。
関連記事:MEO対策の相場は月額いくら?回収ラインと料金体系の違いを解説
中小企業の予算の目安
集客予算を決めるときは、月の粗利のうち10%前後を集客への投資に充てられるかどうかが、無理なく続けられる一つの目安です。たとえば、月の粗利が100万円なら、集客に回せるのは月10万円前後になります。
適正な割合は業種で変わるため、自社の数字で調整しましょう。月額数十万円の契約は、この枠を大きく超えます。月額10万円未満で考えるなら、次の3つが現実的な選択肢です。
- 診断のみのスポット依頼
- SEO会社や制作会社への相談
- 自社での記事更新と現状確認
記事を外注するなら、一般的なSEO記事は1本あたり1〜5万円が目安で、月1〜2本なら予算の範囲に収まります。作業代とは別に、計測ツールの利用料を求める会社もあるため、内訳を確認しておきましょう。
関連記事:集客コンサルティングは意味ない?失敗しない選び方と費用対効果を解説
LLMO対策会社の選び方
LLMO対策会社を選ぶときは、Googleが挙げるSEO業者の選び方の観点がそのまま使えます。GoogleのAI機能はSEOと同じ土台の上にあるため、確かめる点も大きくは変わりません。
ここでは、実績・施策の中身・避けたい提案の3つの観点から、依頼先の選び方を解説します。
SEOの実績を確かめる
依頼先を選ぶときは、まずSEOの実績を見ましょう。検索で上位を取った実績は、GoogleのAI対策の力量を測る手がかりになります。

Googleも、SEO業者に確認したい質問の1つとして、過去の作業例と成功事例の提示を求めるよう促しています。実績を聞くときは、制作事例の一覧ではなく、上位に表示されている記事のURLや、依頼の前後で問い合わせ件数がどう変わったかを尋ねましょう。
注意したいのは、SEOの実績をそのままLLMOの実績として語る提案です。AIでの成果を示すなら、どのAIのどの質問で社名が出るようになったのかまで聞いておくと判断材料になります。
施策の中身と範囲を聞く
提案を受けたら、何を、どの範囲まで、月に何回してもらえるのかを聞きます。Googleが勧める確認の質問にも、サイトに加えた変更をすべて共有し、推奨の内容と理由を詳しく説明してくれるかを問う項目があります。
確認したい点は、次のとおりです。
- 作業の内容と月の回数
- 対象のAIと質問文
- サイトを直す担当者
- 変更内容の共有方法
AI専用のファイルを置く、よくある質問を増やすといった作業だけの提案には注意しましょう。AEOやGEOのサービスについても、Googleは助言が公式のガイダンスに沿っているかを確かめるよう勧めています。作業の目的を説明できない会社は、候補から外しましょう。
AIへの掲載を保証する会社を避ける
「AIの回答に必ず表示されます」のように、掲載を保証する会社は避けましょう。Googleは、ページが要件とベストプラクティスをすべて満たしていても、AI機能に表示されるとは限らないと説明しています。
Googleは、掲載順位を保証すると主張する業者や、Googleとの特別な関係を強調する業者にも注意するよう呼びかけています。次のような言葉が提案書や営業の説明に出てきたら、慎重に判断しましょう。
- AIに必ず表示される
- 検索1位を保証する
- Googleと特別な関係がある
- 優先的に登録できる
保証の言葉ではなく、作業の中身と測り方を説明できる会社を選びましょう。3つの観点で比較すれば、費用に見合う依頼先を見極められるでしょう。
関連記事:MEO対策とは?自店に必要か見極める3つの基準をわかりやすく解説
LLMO対策会社への依頼でよくある質問
LLMO対策会社への依頼を考えるときは、効果が出る時期や、よく提案される施策の必要性も気になるところです。契約後の進め方まで見通しておくと、依頼先との話し合いも進みます。
最後に、依頼の前によく出る3つの疑問にお答えします。
効果が出るまでどのくらいかかる?
効果が出るまでの期間に決まった答えはありませんが、少なくとも数週間から数か月は見ておきましょう。Googleは、サイトの変更が検索結果に反映されるまでに数時間で済むものもあれば、数か月かかるものもあると案内しています。
効果の確認も、一般的には数週間待ってからにするよう勧めています。ただし、変更すれば必ず目に見える変化が現れるとは限りません。
LLMO対策会社には、3〜6か月ほどで初期の成果が見え始めるとする会社もあり、最低契約期間は3〜12か月と幅があります。契約の前に、どの時点で何を確かめるのかを決めておきましょう。効果が出ない場合の見直し方も、あわせて聞いておくと安心です。
llms.txtは設置したほうがいい?
llms.txtは、AI向けにサイトの概要をまとめて置くテキストファイルです。Google検索はllms.txtのようなファイルを使っておらず、置いても表示や順位にプラスにもマイナスにもならないとGoogleは明言しています。
llms.txtは2024年9月に公開された規格案で、まだ提案の段階にとどまっています。Google以外のAIサービスで効果があるかも、はっきりしていません。
設置を勧められたら、どのAIでどのような効果を見込むのかを聞いてみましょう。中小企業なら、llms.txtの設置より、事業内容や料金をサイトに正確に書く作業を優先したほうが、Googleの検索とAIの両方に役立ちます。
契約が終わったあとも自社で続けられる?
契約が終わったあとも、基本の作業は自社で続けられます。続けるには、契約中に作業の中身を引き継いでおく準備が必要です。
契約の段階で、サイトに加えた変更と理由を毎回共有してもらう約束をしておきましょう。変更の記録が手元にあれば、担当者が変わっても同じ作業を続けられます。
もともと発注側に残るのは、お客様の声や写真、社内の数字など、現場でしか出てこない材料をそろえる作業です。契約が終わったら、生成AIパフォーマンスレポートの表示回数を月に1回確認する習慣から始めましょう。表示回数の推移を追っていれば、変化にもすぐ気づけるでしょう。
関連記事:記事制作代行とは?依頼先の選び方から発注側に残る作業まで解説
LLMO対策会社について解説しました
LLMO対策会社は、AIの回答での社名の出方を調べ、サイトを整え、効果を報告する会社です。ただし、GoogleのAI機能への対策はSEOとサイトの整備と同じ作業で、多くの中小企業は最初から月額数十万円を払う必要はありません。
まずはSearch Consoleの生成AIパフォーマンスレポートで表示回数を確かめ、ChatGPTに自社の業種を聞いてみましょう。依頼するなら、月の粗利の10%前後を一つの目安に予算を決め、SEOの実績と効果の測り方を説明できる会社を選びます。
検索でもAIの回答でも見つけてもらえるサイトづくりは、SEO記事とホームページの見直しから始められます。何から手を付けるか迷ったら『レノワード企画』へご相談ください。
参考サイト

