記事制作代行とは?依頼先の選び方から発注側に残る作業まで解説

記事制作代行とは?依頼先の選び方から発注側に残る作業まで解説

自社サイトのブログが半年前から止まったままで、書く人も時間も社内にない状態が続いていませんか?記事づくりを外に頼むとして、いくらかかり、どこまで任せられるのかがわからないまま調べ始めた方もいるでしょう。

記事制作代行が引き受けるのは、キーワード選定から構成、執筆、入稿までの工程です。発注側にはヒアリングへの回答と素材の提供、初稿の確認が残ります。この記事では、依頼先の3タイプと費用相場、丸投げできる範囲、選び方までを順に解説します。

この記事を読めば、自社の予算に合う依頼先を選び、見積もり前にそろえる資料まで見当をつけられるでしょう。

記事制作代行とは

記事制作代行は、自社サイトに載せる記事づくりを外部の会社やライターに任せるサービスです。キーワード選びから構成、執筆、入稿まで、工程ごとに任せる範囲を決められます。

ここでは、サービスの仕組みと依頼できる記事の種類、外注が向いている会社の条件を整理します。

代行サービスの仕組み

記事制作代行は、発注側が目的と条件を伝え、代行側が構成から執筆までを進める分業のサービスです。多くの会社は問い合わせから納品までを一つの流れで進め、その途中に構成案の確認と初稿の確認が入ります。

任せる範囲は全工程とは限らず、調査だけ・構成案だけを頼む部分依頼もできます。記事制作代行のエディトルは、キーワード調査のみ・構成案のみ・執筆のみの依頼を受け付ける会社です。

社内で回せる工程を残し、手が回らない工程だけを買う使い方もできます。構成案の作成や入稿が別料金になる場合もあります。見積もりを読むときは、総額よりも先に、どの工程まで料金に含まれるのかが要点です。

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依頼できる記事の種類

依頼できる記事は、検索からの集客をねらうSEO記事だけではありません。取材をして書くインタビュー記事、公開済み記事を書き直すリライト、商品やサービスの紹介記事も引き受ける会社があります。

種類が変わると単価も変わり、取材記事は通常の記事より高くなります。記事制作会社のYOSCAの取材記事は、取材と執筆をまとめて1本40,000円からです。初期費用やディレクション費、交通費は、この金額とは別に必要です。

自社サイトで何を増やしたいかによって、頼む記事の種類は変わります。お客様の声や施工の様子を載せたいなら取材記事、検索から人を集めたいならSEO記事が候補です。どちらも同じ会社で頼めるとは限らないため、取材の実績の有無も質問しておきましょう。

外注が向いている会社

外注が向いているのは、記事を書く時間を社内で確保できない会社です。記事1本にかかる時間は、テーマ決めから公開まで3〜5時間ほどです。書ける人がいるかどうかよりも、毎月の作業時間を割けるかどうかが分かれ目になります。

月に5時間しか取れないなら、作れる記事は1本までにとどまります。更新が止まる原因の多くは、書き手の力量ではなく本業の忙しさです。

もう一つの目安は、書く力ではなく続ける力です。3か月続けて更新が止まったなら、内製だけで回す前提を見直す目安と考えましょう。1本目は書けても2本目で止まる会社なら、外注で本数を確保し、社内は写真や実例の提供に回すほうが続くでしょう。

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記事制作代行の依頼先3タイプ

記事制作代行の依頼先は、大きく3つです。記事制作の専門会社・フリーランスのライター・クラウドソーシングで、費用の考え方も品質の安定度も変わります。

ここでは、3つのタイプの違いを費用と体制の面から見ていきます。

記事制作の専門会社

記事制作の専門会社は、ライターのほかにディレクターや編集者を置き、社内で品質を確かめてから納品します。担当者が休んでも制作が止まりにくく、本数をまとめて頼む場合に向いています。

見積書にディレクション費や校正費が並ぶのは、確認の工程を会社側でもつためです。たとえば、編集プロダクションのシンプリックは、構成案まで含む場合と校正・校閲まで含む場合で記事単価を分けて示しています。

そのぶん単価は個人より高くなります。金額だけを見て割高と判断せず、校正や入稿まで含んだ総額で比べましょう。編集や校正を誰が担当するのかを聞いておくと、品質を確かめる体制まで見えます。

フリーランスのライター

フリーランスのライターは、会社に頼むより費用を抑えやすく、書き手と直接やり取りできます。修正の相談から反映までが早い一方、品質は担当者の力量に左右され、途中で連絡が取れなくなるリスクもゼロではありません。

発注側にも守るべきルールがある点は見落とせません。フリーランスへ委託する会社は、業務内容や報酬額、支払期日などの取引条件を書面やメールで示す義務があります。従業員を雇う会社や、代表以外にも役員がいる法人なら、支払期日は受け取った日から60日以内で定めます。

令和4年に実施されたフリーランス実態調査では、取引条件が十分に示されていたと答えた人は61.7%でした。残りの約4割は、条件の明示が不十分か、まったく受けていないと答えています。

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クラウドソーシング

クラウドソーシングは、登録している書き手へ募集をかけて発注するサービスです。実績や評価が点数で表示され、単価の上限も決められるため、費用を抑えたい依頼に向く選択肢です。

一方で、要望を細かく詰めたい依頼では物足りなさを感じる場面もあります。サービス手数料が別にかかる点も見落とせず、クラウドソーシング大手のランサーズは発注側に契約金額(税込)の5.5%を定めています。

書き手を選ぶ手間と確認の手間は、発注側に残る作業です。レギュレーションを文書で渡せるかどうかが、仕上がりの差になります。評価の点数だけでなく、過去にどのような分野の記事を書いてきたかも提案文から読み取れます。

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記事制作代行の費用相場

記事制作代行の料金の決め方は、記事単価・文字単価・月額契約の3つです。同じ1本でも、含まれる工程が違えば金額は変わります。なお、本記事で挙げる金額は2026年9月時点で各社が公開している料金です。

ここでは、3つの決め方の目安と、執筆料と別にかかる項目を順に整理します。

記事単価で頼む場合

記事単価は、1本いくらで決める料金です。公開されている金額を見ると、ニュートラルワークスは1記事10,000円(税抜)から、記事作成代行ウルトラはAIを使うプランを1本16,000円(税別)としています。

おおよそ1本あたり1〜5万円が、1本単位で記事を頼むときの中心の価格帯です。レノワード企画の場合も1本あたり1〜5万円が目安で、構成の設計や取材まで含めると5万円前後です。

本数をまとめる月額型では、1本あたり10万円を超える設定もあります。同じ1本でも、キーワード選定や入稿まで含む会社と、執筆だけの会社では中身が異なります。

確かめたいのは、キーワード選定・構成・執筆・入稿のどこまでが見積書に入っているかです。安い順に並べる前に、1本の定義をそろえて比べましょう。

文字単価で頼む場合

文字単価は、1文字いくらで決める料金です。自社サイトに載せる記事なら、記事作成代行ドットコムのこだわりコースが1文字3円から、記事作成代行Proがプラン別に4.5〜8.5円です。

3,000字の記事なら、単価が1円違うだけで3,000円の差になります。文字数で料金が決まるため、長い記事ほど金額が伸びる点に注意しましょう。

安い単価は、調査や構成の時間を削って成り立つ場合があります。筆者が請けている記事でも、文字数を抑えた低単価の案件は検索上位に入った割合が1割台、単価に上限のない案件は3割台でした。単価だけで選ばず、1文字の金額にどこまでの作業が入っているのかを確認しましょう。

月額契約で頼む場合

月額契約は、毎月一定の金額で決まった本数を作る頼み方です。本数と作業範囲をまとめて契約します。ただし、記事制作で月額の金額を公開している会社は多くありません。

公開している例では、SEデザインが月2本程度で月額40万円から、月3本程度で50万円からと示しています。月額と聞いて数万円を想像していると、提示される金額との開きは大きくなります。

月額契約では、最低契約期間と解約の条件も確かめましょう。SEデザインは、最短でも6か月程度の継続を推奨しています。契約期間の縛りと中途解約の扱いは会社ごとに違うため、見積もりの段階で書面にしてもらうと安全です。

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執筆料と別にかかる項目

執筆料のほかに、記事を公開できる状態にするまでの作業が別料金になる場合があります。YOSCAは初期費用を10,000円、専門家監修を1本30,000円から、CMS入稿を1本1,500円からと単価で示しています。

見積もりで確かめたい項目は、次のとおりです。

  • 画像や図解の作成費
  • CMSへの入稿費
  • 専門家による監修費
  • 取材と撮影の費用
  • 短納期の割増

編集プロダクションのシンプリックは、図解の作成を1枚500〜8,000円、監修依頼を10,000〜50,000円以上と公開しています。金額の幅が大きい項目ほど、1本あたりの総額を押し上げる要因です。

本文だけを比べると安い会社が、入稿まで頼むと逆転する場合があります。比べるときは、公開までに必要な作業をすべて足した金額でそろえると判断を誤らないでしょう。

記事制作代行に丸投げできる範囲

丸投げと聞くと発注側の作業がゼロになりそうですが、実際には社内に残る工程があります。任せられる範囲を決めるのは、契約の内容と会社の体制です。

ここでは、代行会社が担う工程と発注側に残る工程を分けて紹介します。

代行会社が担当する工程

代行会社が担うのは、記事を形にするまでの作業です。キーワード選定・構成案の作成・執筆・校正までを標準の範囲とする会社が多く、そこから先の作業は会社ごとに分かれます。

代行会社が標準の範囲として担う4工程(キーワード選定・構成案の作成・執筆・校正)を順に並べた図

ニュートラルワークスは、SEOを踏まえた執筆を基本の対応とし、サムネイル画像のデザインや画像の選定、取材はオプションで用意しています。オプションに並ぶ項目は、社内で抱えるか追加で払うかの分かれ目です。

任せられる工程が広いほど、社内の作業は減ります。そのぶん料金は上がるため、社内で回せる工程があるなら外して見積もりをもらう方法もあります。見積書の項目名は会社ごとに違うため、工程の名前ではなく作業の中身で照らし合わせましょう。

発注側に残る工程

代行会社に頼んでも、発注側には確認と材料の提供が残ります。代行側に渡せない作業は、次のとおりです。

  • ヒアリングへの回答
  • 構成案の確認
  • 初稿へのフィードバック
  • 公開前の最終承認

どれも社外では代われない判断で、社内の合意が取れていないと初稿から先へ進みません。

社内に残るのは、現場でしか出てこない材料です。お客様が実際に口にした言葉や、施工やサービスの写真、社内で積み上げた数字は、外部の書き手には作れません。取材を頼めば代行会社が引き出せますが、話す人を出すのは社内です。

時間を減らす目的で外注しても、材料の提供まで止めると一般論の記事が届きます。初稿での書き直しを減らすには、写真や社内の数字を先に集めておく準備が有効です。

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会社ごとに分かれる工程

同じ工程でも、基本料金に入るか別料金になるかは会社で分かれます。入稿・画像・取材の3つが、その代表です。見積書の金額だけを見ると、この差は見えません。

記事作成代行ウルトラのリライト代行は5,000字の記事で、構成の作成だけなら12,000円・執筆まで頼むと25,000円・入稿まで頼むと34,000円(いずれも税別)です。同じ1記事いくらでも、手元に届いた状態が異なります。

入稿まで頼むのか、原稿だけを受け取るのかを最初に決めておけば、各社の金額を同じ条件で比べられます。別料金になる工程は単価まで確認しておくと、あとから総額が膨らみません。

記事制作代行の依頼前にそろえる情報

発注前に材料がそろっているかどうかは、見積もりと初稿の早さを左右する条件です。反対に、目的があいまいなまま依頼すると、書き直しが増えて納品も遅れます。

ここでは、依頼前に用意しておきたい情報を2つに分けて解説します。

サイトの目標と読者像

最初にそろえるのは、記事で何を達成したいかと、誰に読ませたいかです。問い合わせを増やしたいのか、既存客への説明を省きたいのかで、書く内容は変わります。

記事作成代行ウルトラは、発注時に伝える情報としてキーワード・ペルソナ・目的・文字数・納期・参考サイト・文末表現を挙げています。読者像は年齢や職種だけでなく、その人が何に困って検索するかまで言葉にしておきましょう。

表記のルールも先に決めておくと、手直しの往復が減ります。同じ内容でも、書き手が推測で補うと初稿の方向がぶれます。社名の書き方、数字の全角と半角、使ってほしくない言い回しは、最初に文書で渡すと確実です。

商材と実績の資料

次にそろえるのは、記事の中身を支える資料です。商品やサービスの説明書、料金表、施工の写真、過去の相談事例はそのまま執筆の材料になります。

記事制作を発注する前にそろえる4つの資料(商品やサービスの説明書・料金表・施工の写真・過去の相談事例)を並べた図

外部の書き手が調べて書けるのは一般論までで、社内にしかない事実は資料を渡さないと記事に載りません。筆者が記事を請けるときも、創業のきっかけや現場の一言はヒアリングでしか出てきません。参考にしてほしい情報源と、使ってほしくない情報源を先に伝えると、事実確認の手戻りも減ります。

資料は完成度より量と鮮度が役に立ちます。社内の共有フォルダにある古い資料をそのまま渡すと、記事に古い料金や旧サービス名が残る場合があるため、最新版かどうかだけは確認しておきましょう。

記事制作代行は1本から頼める?

小さく試してから本格的に頼みたい場合、最低発注本数が気になります。結論として、1本から受ける会社は実在しますが、すべての会社がそうではありません。

ここでは、1本から受ける会社とまとまった発注を求める会社の違いを見ていきます。

1本から受ける会社

1記事から引き受ける会社は実際にあります。記事作成代行ウルトラは1記事からの依頼に応じ、最低契約金額も設けていません。リライトだけを1本から受け付けるメニューもあります。

YOSCAニュートラルワークスも、1本からの依頼を受け付けています。ただし、複数本をまとめた発注を勧める会社もあり、1本だけでは単価が下がりません。

1本だけ頼む目的は、費用の節約よりも相性の確認です。指示の伝わり方、修正のやり取りの速さ、事実確認の丁寧さを見てから本数を増やしましょう。1本目で違和感が残るなら、本数を増やす前に別の会社にも声をかけます。

最低ロットを設ける会社

一方で、本数をまとめた契約を基本にする例もあります。SEデザインは10記事以上での契約を基本とし、納期の目安も2か月ほどと公開しています。

本数をまとめる会社は、サイト全体のキーワード設計から始めるため、1本だけの依頼とは作業の順序が別です。設計から任せたい場合は最低ロットのある会社、まず1本試したい場合は小ロット可の会社と、目的で選び分けましょう。

自社の予算を本数で割る前に、何本で結果を判断するかを決めておきます。1本で順位が動く場面は少なく、判断には数本の蓄積が必要です。

初期費用を求める会社

最低本数がなくても、初期費用が実質の条件になる会社もあります。エディトルは最低発注本数も最低発注期間も設けていませんが、プランごとに30〜40万円からの初期費用が必要です。

1本だけ頼んでも、初期費用を含めた総額では数十万円になります。小ロットで試したい場合に見るのは、本数の条件だけでなく初期費用の有無です。初期費用を0円とする会社もあり、その場合は1本の料金だけで試せます。

初期費用に何が含まれるかは会社ごとに異なります。長く続ける前提なら回収できますが、1本試すだけの依頼には向きません。見積もりでは、初期費用・記事単価・月額の3つを分けて示してもらいましょう。

記事制作代行の選び方

依頼先を決めるときは、料金よりも先に確かめたい点があります。実績の中身・業界の経験・修正の条件の3つで、どれも見積書には書かれていません。

ここでは、問い合わせの段階で聞いておきたい3つの基準を紹介します。

公開されたSEO実績を調べる

実績は件数ではなく、公開後にどうなったかまで聞きましょう。記事の本数だけを並べた実績紹介では、検索から人が来たのかどうかがわかりません。

Googleは、SEOを外部に頼む前に確かめる項目を挙げています。

  • 過去の作業のサンプル
  • 同業種での実績
  • 期待される結果と時期
  • 成果の測定方法

同じページには、検索結果の一番上への掲載は誰にも保証できないとも書かれています。上位表示を約束する会社には、その根拠を必ず確かめましょう。

公開できる事例のURLを提示してもらい、実際に検索して今も上位にあるかを確かめる方法も有効です。守秘義務でURLを出せない場合は、業種と施策、公開後の順位や流入の変化を数字で聞けば判断できます。

自社の業界での制作経験を聞く

同じ業界での制作経験があるかどうかは、初稿の精度に直結します。初稿の手直しが増える原因は、業界特有の言葉づかいや、書いてはいけない表現への理解不足です。差が大きいのは、医療や士業のように広告のルールがある業界です。

経験の有無は、実績の件数ではなく取材の質問で見分けられます。問い合わせの段階で、自社の商品について質問が返ってくるかを見ると、下調べの深さがわかります。業界を問わず書けると答える会社には、下調べの手順を聞き返しましょう。

同業の実績がない会社を外す必要はありません。その場合は、社内の用語集や過去の資料を渡し、1本目で認識をそろえる前提で進めるとよいでしょう。

修正回数と追加料金を確かめる

修正の条件は、会社によって上限型と無制限型に分かれます。ニュートラルワークスは構成と原稿をそれぞれ2回まで、記事作成代行ウルトラは回数制限なしとしたうえで、広範囲の修正は追加料金の相談としています。

「軽微な修正は無償」とだけ書かれた契約だと、軽微かどうかの判断は会社側の裁量です。回数と範囲を数字で決め、超えた場合の単価まで見積書に記載してもらいましょう。

修正が増える原因は、発注側の指示にもあります。初稿を受け取ってから方向を変えると回数を使い切るため、構成案の段階で方向性を固めましょう。修正の依頼を1回にまとめて出すと、回数の消費を抑えられます。

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記事制作代行のAI利用を確認する方法

記事制作代行のなかには、AIを使うプランを料金表に載せている会社もあります。問題はAIを使うかどうかではなく、どの工程で使い、誰が設計と検品を担うかです。

ここでは、Googleの規定と見積もり時に聞いておきたい確認点を整理します。

Googleのスパム規定を知る

Googleは、AIの利用そのものを禁じてはいません。スパムに関するポリシーは、検索順位の操作を主な目的として価値のないページを大量に作る行為を問題としています。

同ポリシーは、独自性のないコンテンツの大量生成を、作成方法を問わず対象に含めます。つまり、人が書いてもAIが書いても、読者に足す価値がなければ同じ扱いです。

ポリシーに違反したサイトは、検索結果の順位が下がるか、結果に表示されない場合があります。外注した記事がほかのサイトの焼き直しになっていないかは、公開前に発注側が確かめる部分です。納品物をそのまま公開せず、1本目だけでも読み合わせる時間を取りましょう。

AIをどの工程で使うか聞く

確認したいのは、AIをどの工程で使うかです。下調べの整理に使うのか、初稿の生成まで任せるのかで、納品物の質は変わります。工程ごとの分担は、見積書ではなく口頭の質問でしか出てきません。

筆者も記事制作にAIを使いますが、自社で握るのは設計と検品の2つです。納品前の目視検査は、どの記事でも人が入ります。キーワードと構成を決める設計と、事実と表現を確かめる検品を人が担えば、AIを使っても記事の質は保てます。

AIの使い方をどう説明しているかは、Googleが挙げる品質の評価観点の一つです。答えをはぐらかす会社よりも、工程を正直に話す会社のほうが安全な選択です。

校正と監修の体制を確かめる

AIの利用よりも、納品前にどこまで確かめるかのほうが記事の質を左右します。誰が事実を確かめ、誰が表記を整えるのかを聞いておきましょう。

Googleは、トピックを熟知した専門家や愛好家が執筆やレビューを担っているか、著者が誰かを明らかにしているかを品質の観点に挙げています。医療や法律など、間違えると読者に不利益が出る分野では、監修の有無も条件に入れましょう。

コピー判定や表記の統一を工程に組み込むところもあります。SEOスターターガイドは他人のコンテンツをコピーしないよう求めており、焼き直しの記事は公開前に見つけて差し戻す必要があります。

記事制作代行でよくある質問

最後に、見積もりの前後でよく出る疑問をまとめます。納期・著作権・成果が出るまでの期間は、契約書の書き方にも関わる項目です。

ここでは、3つの質問に順に答えます。

納品までどのくらいかかる?

1本だけ頼む場合の納期は、2週間前後が一つの見込みです。記事作成代行ウルトラは、4,000文字程度の記事で発注から7〜10営業日ほどと案内しています。

本数をまとめると納期が延びる会社もあれば、本数に関わらず一律の締切を設ける会社もあります。SEデザインが10記事以上の契約で示す納期の目安は、2か月ほどです。取材が入る記事や、専門家の監修が必要な記事はさらに時間がかかります。

納期に影響するのは、発注側の確認の速さです。構成案と初稿の確認が1週間止まれば、その分だけ公開も遅れるため、社内の確認担当をあらかじめ置いておきます。

記事の著作権はどちらに残る?

料金を払っただけでは、記事の著作権は発注側に移りません。著作物を作った人が著作者になるため、譲渡を受けるには契約が必要です。記事制作代行の契約でも、この扱いは変わりません。

契約書には「すべての著作権(著作権法第27条及び第28条の権利を含む)を譲渡する」と記載しておきましょう。この一文がないと、翻案などの権利が書き手に残ったと推定され、記事の書き直しや転載で制限を受ける場合があります。

なお、著作者人格権は譲渡できません。氏名を出すかどうかも、この権利に関わります。納品後に大きく書き換える予定があるなら、改変の扱いを契約で取り決めておくと安全です。

成果が出るまでどのくらいかかる?

検索からの反応は、公開から3か月ほどで傾向が見え始めます。記事の蓄積で流入が伸びるのは半年ほど先で、資産として見るなら半年から1年は見ておきましょう。

Googleも、変更が検索結果に反映されるまで数時間から数か月かかると案内しています。一般的には、数週間待ってから結果を確かめる進め方をすすめています。公開直後に順位が付かなくても、異常ではありません。

1本で判断できる施策ではありません。本数と期間を決めて発注し、表示回数とクリック数の変化を見ながら、次に作る記事を決めましょう。順位だけを見て早々に打ち切ると、蓄積の手前でやめる結果になります。

記事制作代行について解説しました

記事制作代行は、キーワード選定から執筆、入稿までを外部に任せるサービスです。依頼先は専門会社・フリーランス・クラウドソーシングに分かれ、料金は記事単価・文字単価・月額契約のいずれかで決まります。

丸投げと聞いても、ヒアリングへの回答や素材の提供、初稿の確認は社内に残ります。まずは記事の目的と読者像、渡せる資料を整理し、1本から受ける会社に試し発注をして相性を見ましょう。

外注の範囲や費用の組み立てで迷う場合は『レノワード企画』へご相談ください。

参考サイト

この記事を書いた人

レノワード企画 代表

Webライター・ディレクター歴5年以上。SEO記事1,000本以上の執筆経験と、Google認定の専門資格をもとに、この記事を執筆しています。元介護福祉士(介護現場11年)。埼玉・杉戸町/春日部市近隣を中心に、ホームページからチラシ・名刺まで一人で一貫制作しています。

「読んだけど、自分でやるのは大変そうだ」と感じたら、丸ごとおまかせください。ホームページ制作は初期費用0円(対応エリア内)・月額3,850円〜の定額制。契約の縛りや解約金はなく、お支払いは成果物にご納得いただいた後です。ご相談は無料です。