ホームページはあるのに問い合わせが来ません。一括見積サイトに登録するほど相見積もりが増え、利益率だけが下がっていきます。リフォーム会社の集客で、こうした行き詰まりを感じていないでしょうか。
この記事では、リフォームの集客でホームページが果たす役割と、問い合わせが来ない原因を整理します。そのうえで、施工事例・費用・対応エリア・会社情報の4要素の書き方から、ポータルとの付き合い方や着手する順番までを解説します。
この記事を読めば、自社サイトのどこを直せばよいのかを優先順位つきで決められ、ポータルに頼りきらない受注経路を作る見通しも立てられるでしょう。
※本記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。
リフォーム集客でホームページが果たす役割
リフォームのホームページは、まだ会社を知らない人をゼロから呼び込む看板ではありません。紹介や一括見積サイトで名前を知った施主が、依頼するかどうかを最後に確かめる場所です。ここを整えないまま広告やポータルに費用をかけても、集めた見込み客は途中で離れていきます。
ここでは、ホームページが判断材料になる2つの場面を解説します。
一括見積サイトから来た施主の確認先
一括見積サイトに登録すると、同じ案件に複数のリフォーム会社が並びます。施主はサイト上の会社名と概算金額だけでは決めきれず、気になった会社を検索して自社サイトを開くのが通常の流れです。
このとき自社サイトに工事の中身や費用の考え方が書かれていないと、判断材料が金額だけになり、価格の安い会社へ流れてしまいます。住宅の相談窓口を運営する公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住宅相談統計年報2025によると、見積書の内容を相談した人のうち73.9%は1社からしか見積書を取っていません。
複数社を比較せずに決める施主も多いため、候補に残った段階で判断に必要な情報を置いておきましょう。
紹介や口コミで名前を知った人の判断材料
紹介や近所の評判で会社名を聞いた施主も、その場ですぐ連絡するとは限りません。まず会社名を検索し、どのような工事をしている会社なのかを確かめてから問い合わせる人が多くいます。
住宅相談統計年報2025で見積書について相談した184件を見ると、事業者を知ったきっかけは次の順に多くなっています。
- 紹介:16.8%
- 訪問販売:15.2%
- 新築時の事業者:13.6%
- インターネット:12.0%
紹介が入口になる割合は高いものの、紹介された会社を確かめる場所がなければ検討はそこで止まります。人づてに名前が伝わっても、施工した工事の写真や費用の目安が見られなければ、施主は次の候補へ移ってしまいます。
リフォームのホームページで集客できない原因
ホームページがあるのに問い合わせが来ない状態には、リフォーム業に共通した原因があります。デザインの古さや検索順位を疑う前に見直したいのは、ページに載っている中身です。
ここでは、リフォーム会社のサイトで特に多い2つの原因を見ていきます。
会社案内のままで工事の中身が伝わらない
問い合わせが来ないリフォーム会社のサイトは、会社概要と代表挨拶、沿革でページが埋まっている場合があります。施主が知りたいのは会社の歴史ではなく、依頼したい工事を請けてくれるかどうかです。
リフォームは工事の幅が広く、水回りの交換から内装、外装、断熱改修まで内容が分かれます。住宅リフォーム推進協議会の2025年度の実態調査では、リフォームする場所はトイレ・便所、浴室・洗面所、キッチン・調理室が実施者・検討者ともに3割を超えています。
サイトを開いた施主が「この会社はうちのトイレを直してくれるのか」を判断できなければ、どれだけ内容を充実させても問い合わせにはつながりません。トップページに対応する工事の種類を示し、それぞれの説明ページへ進める状態にしておきましょう。
施工事例が写真の羅列で終わっている
もう一つの原因は、施工事例が写真の羅列で終わっている状態です。ビフォーアフターの写真が並んでいても、どのような困りごとをいくらで解決したのかが書かれていなければ、施主は自宅に置き換えて考えられません。
住宅リフォーム推進協議会の2025年度の消費者実態調査では、検討者が不安に感じているのは費用がかかる点が40.3%で最も高くなっています。工事後の不具合への対応と、施工が適正に進むかがいずれも29%前後で続きます。写真は仕上がりを伝えますが、費用や工事後の不安には答えていません。
施工事例に費用と工期、そこで起きた不具合への対応まで書き添えると、写真だけの事例集が判断材料に変わります。まず1件でよいので、直近の工事から書き直してみると、問い合わせの中身も変わってくるでしょう。
リフォーム集客に効くホームページの4要素
リフォームのホームページで問い合わせを左右するのは、施工事例・費用・対応エリア・会社情報の4つです。どれも新しくページを起こす必要はなく、すでにあるページに書き足すだけで済む場合がほとんどです。
ここでは4つの要素に何を書くのかを、リフォーム工事の中身に沿って整理します。

費用と工期まで書いた施工事例
施工事例に必要なのは、写真だけではありません。そろえたいのは、工事のきっかけ・実施した内容・かかった費用・工期の4点です。
この4点が並ぶと、施主は自宅の状況と重ねて読めます。費用は税込の総額で示し、その金額に含まれる工事の範囲を必ず添えましょう。
浴室の交換であれば、ユニットバス本体のほかに解体や給排水の工事が含まれるのかまで書き分けが必要です。範囲が書いてあれば、施主は問い合わせの前に予算の見当をつけられ、追加費用をめぐる行き違いも起きにくくなります。工期は「約5日」ではなく「解体から仕上げまで5日、給湯器の交換を含む場合は7日」と条件つきで書けば、生活への影響まで想像できる情報として伝わります。
事例は工事の内容ごとにまとめ、キッチン・浴室・外壁のように分類から探せるようにしておきましょう。
関連記事:塗装のホームページ集客は相見積もりで決まる?直す順番と載せる項目を解説
工事の種類ごとに示す費用の目安
費用を載せるかどうかで迷う会社は多いものの、載せない選択は問い合わせを減らします。住宅相談統計年報2025で、見積書のチェックを受けた相談では「単価や合計金額は適正か」が92.9%で最も多くなっています。
施主が気にしているのは金額の妥当性なので、工事の種類ごとに価格の幅と含まれる工事の範囲を示しましょう。
同じ相談の戸建住宅の見積書では、100万円超200万円以下が35.4%で最多です。過去1年の契約から工事の種類別に金額を拾い、極端な案件を外した範囲を目安にします。
注意したいのは、値引き前の価格で安さを強調する見せ方です。景品表示法は、実際より著しく有利だと一般消費者に誤認される表示を有利誤認表示として禁じています。比較対照価格に根拠のない二重価格表示は、これに該当するおそれがあります。
施工できる範囲に絞った対応エリア
対応エリアは、実際に施工している自治体名だけを書きます。住宅リフォーム推進協議会は消費者向けの案内で、事業者を選ぶときの確認点として自宅からあまり遠くない事業者かを挙げ、車で1時間以内を目安として示しています。
施主は近さを条件に見ているため、対応エリアが曖昧なままでは問い合わせにつながりません。トップページに自治体名を並べるだけでなく、施工事例の1件ごとにも「○○市」と地域を添えると、その地域で実績のある会社だと伝わります。
隣接する自治体まで出向く場合は、出張費が発生する距離の目安もあわせて書いておきましょう。出向ける範囲が工事によって変わるなら、対応できる範囲を工事別に分けて示す方法もあります。
関連記事:工務店のホームページ集客で最初に直すのは?点検から見学会予約まで解説
代表と施工担当者がわかる会社情報
4つ目の要素は、誰が工事に来るのかがわかる会社情報です。リフォームは施主の自宅に面識のない作業者が出入りし、数日から数週間にわたって作業する工事なので、会社名と電話番号だけでは安心して任せられません。
会社概要のページには、正式な社名・代表者名・所在地・電話番号・設立年を並べます。そのうえで代表者と職人の顔写真を載せ、経験年数や得意な工事を短く添えましょう。筆者の制作経験でも、印象を最後に決めるのは写真で、素材集の一枚は誰の会社のものでもありません。
工事を担当する人が事前にわかると、訪問販売や点検商法に不安をもつ施主でも、問い合わせの心理的な負担が下がります。外注の職人が入る場合も、どこまでを自社の社員が担当するのかを書いておくと、施工体制への疑問を解消できるでしょう。
関連記事:集客できるホームページの作り方|必須6ページ・導線設計・更新体制を解説
リフォームの対応工事を絞って見せる
4つの要素をそろえても、対応できる工事をすべて同じ大きさで並べると、施主は何を頼めばよいのか迷います。扱う工事の幅が広いリフォーム業ほど、絞って見せるほうが有効です。
ここでは、工事の並べ方と、対応しない工事の書き方を紹介します。
得意な工事だけを先頭に並べる
トップページは、対応できる工事をすべて並べるのではなく、自社が多く手がけている工事から順に並べます。五十音順や思いついた順に列挙すると、施主から見て何が得意なのかが伝わりません。
順番を決める材料は、過去1年から3年の受注実績です。件数の多い工事を上位3つほど選び、トップページとメニューの先頭に置きましょう。
住宅相談統計年報2025で見積書のチェックを受けた戸建126件では、工事部位は屋根が57.1%、外装が46.8%、内装が25.4%の順です。共同住宅等の43件では内装が48.8%で最も高く、扱う住宅の種類によって求められる工事も変わります。
自社の商圏に多い住宅の種類と、数多く手がけてきた工事が重なる部分を先頭に出すと、問い合わせの中身も得意な工事に寄っていきます。
対応しない工事もはっきり書く
対応しない工事を書くと問い合わせが減ると考える方もいます。実際に減るのは、受けても断るしかない問い合わせです。
書いておきたいのは、次のような線引きです。
- 一戸建てのみで集合住宅は請けない
- 新築工事は請けない
- 構造にかかわる工事は設計士と組む
- 部分的な修繕は最低金額を設ける
あらかじめ線引きを書いておくと、現地調査に出向いてから断る手間がなくなります。断る理由を書き添えると、施主は納得したうえで別の会社を探せるため、断り方をめぐる悪い評判も立ちません。
対応できない工事でも相談先を案内できる場合は、その旨を書いておくと、後の紹介につながる場面もあるでしょう。
リフォーム集客でポータルに頼りきらない
一括見積サイトは短期間で案件が集まる経路ですが、手数料がかかり、同じ案件に複数社が並ぶため価格の勝負になります。だからといってすぐに解約するのは、当面の受注を考えると現実的ではありません。
ここでは、ポータルと併用しながら自社サイトへ寄せていく方法を解説します。
ポータル経由の人が最後に見る場所を整える
一括見積サイトに登録すると、掲載する情報はサイト側の書式に沿わなければなりません。写真の点数も紹介文の長さも決まっているため、自社の考え方まで伝えるのは難しくなります。
掲載ページを読み比べた施主は、気になった会社の社名を改めて検索します。最後の判断が自社サイトでつく以上、ポータルの掲載内容を作り込むより、自社サイトの施工事例と会社情報を整えるほうが先です。
ポータル経由で問い合わせが来たときも、施主がすでに自社サイトを見ている場合があります。電話の一言目で事例の話が出るようなら、掲載順位を上げる費用より、事例を1件増やす手間のほうが受注に近づきます。
ポータルに載せきれない情報を自社サイトに置く
ポータルの書式に収まらない情報を、自社サイトに置きましょう。同じ工事でも、判断の過程や現場の状況まで書けるのは自社サイトだけです。
自社サイトに置きたいのは、次のような情報です。
- 工法を選んだ理由と比較した案
- 施工中の写真と現場の様子
- 引き渡し後の点検の周期
- 追加費用が発生する条件
いずれも価格の比較には出てこない情報なので、金額だけで並べられる状態から抜け出す材料になります。一括見積サイトの一覧では横並びに見える会社も、こうした情報があれば違いが伝わります。
書き足したページをポータルのプロフィール欄からもリンクしておけば、掲載枠を減らす前の準備が進むでしょう。
警戒されずに選ばれるリフォーム会社の見せ方
リフォームは、業界全体への不信がそのまま個々の会社への警戒につながります。国民生活センターの集計(2026年5月31日時点)では、点検商法の相談が2023年度の12,550件から2025年度の19,696件へ増えています。一方で、訪問販売によるリフォーム工事の相談は同じ期間に11,879件から5,544件へ減りました。手口が変わっても、施主が警戒したままサイトを開く状況は続いています。
ここでは、その警戒を先回りして解く4つの見せ方を見ていきます。
建設業許可や保険の加入状況を書く
建設業許可をもつ会社は、許可番号と許可を受けた業種を会社概要に書きましょう。ただし、許可がない会社が怪しいわけではありません。
軽微な建設工事、つまり1件の請負代金が税込500万円未満の工事だけなら、建設業許可は要りません。建築一式工事は税込1,500万円未満、または延べ面積150㎡未満の木造住宅工事が基準です。壁や柱の取り壊しを伴う工事では、建設リサイクル法に基づく解体工事業者の登録が別に要ります(附帯工事としての解体は除きます)。
許可のない会社は、リフォーム瑕疵保険の登録事業者である点や事業者団体への加盟を代わりに示せます。
リフォーム瑕疵保険は、住宅瑕疵担保責任保険法人の審査を受けて登録する制度です。有効期間は1年で更新も有料なので、登録を続けている点が説明材料になります。
関連記事:建設業のホームページ制作で受注は増える?信頼を得る掲載内容と費用を解説
訪問営業をしない方針を明記する
飛び込みの訪問営業をしていない会社は、その方針をサイトに書いておきましょう。「当社から突然お伺いする営業はしていません」の一文があると、施主は身内へ相談するときに説明できます。
国民生活センターが2023年に公表した調査では、屋根工事の点検商法の契約者は60歳以上が8割超でした。高齢の親のリフォームを子どもが調べる場面も多く、この方針は家族への説明材料にもなります。
訪問販売では、勧誘に先立って事業者の氏名と勧誘の目的、商品や役務の種類を告げるのが特定商取引法上の義務です。申込書面か契約書面のうち早いほうを受け取った日から8日以内なら、申込みの撤回や契約の解除ができる点もあわせて書いておくと親切です。
突然の訪問を受けたときの相談先まで書いておくと、警戒している施主の役に立つページになります。
相談から工事完了までの流れを載せる
初めてリフォームを頼む施主にとって、問い合わせたあとの流れは見えにくい部分です。相談から引き渡しまでの流れをページにしておけば、その不安は小さくなります。
住宅リフォーム推進協議会は、リフォームの上手な進め方を6段階で示しています。計画・相談のあとに予算検討と事業者選定が続き、契約締結、工事、完了・引き渡しへ進む順です。

自社のページも同じ順に並べ、各段階で施主に必要な作業と、自社が進める作業を分けて書きましょう。打ち合わせの回数や、各段階にかかる日数の目安も添えます。
特に書いておきたいのは、現地調査と見積が無料かどうかと、金額が確定する段階の2点です。どちらも問い合わせの前に知りたい情報です。工事後の点検や不具合への対応をどこまで含むのかも、最後に添えておくと契約前の不安を減らせます。
寄せられた口コミに必ず返信する
口コミは、会社名を検索したときに検索結果へ並びます。返信のない低い評価は、点検商法を疑っている施主の不安を強めます。
口コミを依頼するのは、引き渡し後の仕上がり確認のときが自然です。ただし、Googleは口コミと引き換えに金銭や割引などの利益を提供する行為を禁じています。スタッフに口コミを集めるノルマを課す行為や、低い評価の投稿を妨げる行為も違反です。
住宅相談統計年報2025のリフォーム相談では、契約のトラブルと工事後の不具合が上位を占めます。低い評価も同じ論点になると想定し、返信ではお礼を先に書いたうえで指摘された事実と変えた運用を示しましょう。
たとえば、追加費用の指摘には見落とした調査か所と見積書へ加えた注記を書きます。反論を並べるより、こうした返信のほうが判断材料になるでしょう。
関連記事:Googleのクチコミ|増やす・返信・低評価対応を解説
リフォームの補助金を集客の入口にする
リフォームでは、補助金の存在を知ったところから検討が動き始める工事も少なくありません。制度名で検索した施主を自社サイトで受け止められると、工事名で検索する層とは別の入口になります。
ここでは、補助金のページの作り方と、更新の続け方を紹介します。
使える制度をまとめたページを置く
補助金から調べ始める施主もいます。制度名で検索した人が読むページを用意しておくと、工事名で検索していない層とも接点を作れます。
住宅省エネ2026キャンペーンは、国が実施する次の4事業で構成される制度です。
- 先進的窓リノベ2026事業
- 給湯省エネ2026事業
- 賃貸集合給湯省エネ2026事業
- みらいエコ住宅2026事業
交付申請の受付は2026年3月31日から順次始まり、リフォーム向けの4事業は2026年9月11日時点でも受付中です(新築向けの一部の枠は終了)。予算上限に達した時点で受付は終了するため、掲載前に公式サイトで最新の状況を確認しましょう。
ページに書くのは制度名と対象工事、申請を代行するかの3点で、細部は公式サイトへ委ねます。自治体が独自に設ける制度も多いので、商圏の自治体もあわせて調べます。
制度が変わったら記述を入れ替える
補助金のページは作って終わりではなく、年度が替わるたびに書き直す前提で用意しましょう。予算上限に達した事業は受付が止まります。
前年度の制度名が残ったページは、問い合わせの段階で説明のやり直しを招く原因です。更新の手間を抑えるには、制度ごとにページを分けず、1ページにまとめて書く方法があります。
ページの先頭に「2026年9月11日時点の情報です」と確認日を入れておけば、読む側も鮮度を判断できます。見直しは年に2回でも十分です。
年度の切り替わる4月と、補正予算による制度が動き始める時期に予定を入れておきましょう。制度の細かい要件まで自社サイトで説明しようとすると、更新が追いつかなくなります。
リフォーム集客の改善に着手する順番
直すべきか所が複数ある状態では、どれから着手するかで成果の出方が変わります。費用と手間の小さいものから順に進めるのが、途中で止まらないための順番です。
ここでは、着手の順番と、社内と外注の線引きを解説します。
費用をかけずに直せるか所から始める
改善の相談で最初に出るのは、サイトを作り直すべきかどうかです。ただし、作り直しには時間と費用がかかるうえ、原因が中身にある場合は結果が変わりません。
先に直したいのは、今のサイトのまま今日から書き換えられるか所です。まず着手したいのは、次の4か所です。
- トップに対応工事と対応エリア
- 電話番号と受付時間の位置
- 施工事例への費用と工期の追記
- 会社概要への担当者の紹介
いずれも制作会社に頼まなくても、更新の権限があれば社内で書き換えられます。ここまで直したうえで問い合わせが増えないなら、そこで初めて構造やデザインの改修を検討しましょう。
なお、検索結果の上位掲載を保証できる業者はいません。Googleも、順位を保証する業者やGoogleとの特別な関係を強調する業者には注意するよう呼びかけています。
関連記事:ホームページで集客できないのはなぜ?診断から改善の順番まで解説
自社で回せる作業と外注を分ける
リフォーム会社は社長も現場に出ている場合が多く、サイトの更新に割ける時間は限られます。全部を社内で抱えると、繁忙期に更新が止まります。
社内に残したい作業は、現場でしか集まらない材料です。施工前後の写真、施主から聞いた依頼のきっかけ、工事中に出た想定外の状況は、外注先には集められません。
外注に向くのは、手順が決まっていて量の読める作業です。写真の加工や原稿の整形、検索対策の設計、フォームの改修が当てはまります。
筆者がWebディレクターだった頃も、担当したサイトの多くは更新も保守もされないまま何年も放置されていました。繁忙期に止まらないよう、現場から写真を送る担当と、月に一度反映する担当を決めておきましょう。
関連記事:ホームページのアクセス数を増やす7施策|優先順位と作業量も紹介
リフォーム集客の成果が出るまでの期間
改善に着手したあと、経営者が最も気にするのは成果が出るまでの期間です。施策によって反応までの時間は違い、途中には変化の見えない時期もあります。
ここでは、期間の目安と、続けるための見方を整理します。
施策ごとに違う反応までの目安
反応までの時間は、施策によって差があります。広告やポータルの掲載は出した当日から反応が出ますが、検索からの流入は同じようにはいきません。
Googleは、変更した結果が検索に反映されるまで数時間から数か月かかると案内しています。効果の確認は、一般的に数週間待ってからが目安です。
再クロールをリクエストした場合も、クロールには数日から数週間かかります。リクエストしたからといって、すぐに検索結果へ出るとは限りません。
4か月から1年といった数字を語る情報もありますが、Googleの現在のガイドはその期間を示していません。まずは1か月から3か月を1区切りにして、問い合わせの件数と中身の変化を見ていきましょう。
効果を感じにくくなる時期
改善を始めて1か月から2か月は、変化を感じにくい時期です。ページを増やしても検索に出るまで時間がかかり、出たとしても最初は表示回数が伸びるだけで問い合わせにはつながりません。
この時期に見る指標は問い合わせ件数ではなく、施工事例のページがどれだけ見られたかと、電話番号のクリック数です。見られている事例と見られていない事例がわかれば、次に書く事例の工事の種類も決められます。
もう一つ手が止まるのは、事例が10件を超えたあたりです。書く作業に慣れる一方で反応の伸びが緩やかになり、更新の優先順位が下がります。
この時期は件数を追うより、1件あたりの中身を厚くする方向へ切り替えるとよいでしょう。
リフォームのホームページ集客でよくある質問
ここまでホームページに載せる中身と着手の順番を見てきましたが、実際に着手する段階では細かい判断で迷う場面が出てきます。件数や費用の目安は、社内で決めきれない部分です。
最後に、リフォーム会社からよく寄せられる3つの疑問にお答えします。
ホームページだけで集客できる?
ホームページだけで新規の問い合わせをまかなうのは難しく、ほかの経路との併用が前提になります。住宅相談統計年報2025で見積書を送って助言を受けた184件を見ると、きっかけの上位は紹介16.8%と訪問販売15.2%でした。新築時の事業者13.6%が続き、インターネットは12.0%にとどまります。
ただし、住宅リフォーム推進協議会の消費者実態調査では、インターネット計が実施者29.0%・検討者37.2%です。母集団によって、水準は大きく変わります。
紹介で名前を知った施主も、最後は検索してホームページを開きます。ホームページは新規客を呼ぶ入口ではなく、ほかの経路で知った施主が依頼を決める場所です。
口コミや現場の看板も並行して用意し、どこから来ても同じ情報にたどり着けるよう整えましょう。
施工事例は何件から載せればいい?
件数の目安より先に、1件あたりの中身をそろえるほうが結果につながります。写真だけの事例を20件並べるより、費用と工期、依頼のきっかけまで書いた事例が3件あるほうが、施主は判断できます。
まずは自社の得意な工事から3件、費用と工期を入れて書いてみましょう。そのうえで、扱う工事を1種類ずつ広げながら増やしていくと、施主が自宅に近い事例へたどり着けます。
事例が20件を超えたら、新着順に並べるだけでは目当ての事例にたどり着けません。工事の内容と費用帯、施工した自治体の3つで絞り込めるようにしておきましょう。
制作を外注するといくらかかる?
制作費は、作るページ数と依頼先によって幅が大きく変わります。テンプレートで数ページ作る場合と、施工事例を検索できる仕組みまで組む場合では、費用の桁が異なります。
金額を比べる前に、施工事例を自社で追加できるかどうかを確認しましょう。事例を自社で増やせない仕組みで作ると、追加のたびに制作会社へ依頼が必要になり、更新が止まります。
なお、制作費には補助金を活用できる場合があります。小規模事業者持続化補助金の一般型では、ウェブサイト関連費の補助金交付申請額の上限が税込30万円です。対象は小規模事業者で、建設業なら常時使用する従業員が20人以下の会社に限られます。
ただし、ウェブサイト関連費だけでの申請はできません。公募の時期と要件は年度ごとに変わるため、申請するなら公募要領で最新の条件を確かめましょう。
関連記事:工務店のホームページ制作|費用相場から集客のコツまで解説
リフォームのホームページ集客について解説しました
リフォームのホームページ集客は、施工事例・費用・対応エリア・会社情報の4つがそろって初めて問い合わせにつながります。対応する工事を絞って先頭に並べ、対応しない工事も書いておくと、受けられる問い合わせだけが届きます。
まずは今のサイトのまま、施工事例に費用と工期を書き足すところから始めましょう。そのうえで会社概要に代表と担当者を載せ、訪問営業をしない方針を書き添えます。
補助金のページや口コミへの返信は、そのあとでも間に合います。自社での改善に限界を感じたときや、どこから直せばよいのか判断がつかないときは『レノワード企画』へご相談ください。
参考サイト

