治療院のホームページ集客とは?症状別の見せ方から広告規制まで解説

治療院のホームページ集客とは?症状別の見せ方から広告規制まで解説

制作会社に頼んだホームページから問い合わせが来ないまま、ポータルサイトの掲載料と広告費だけが毎月出ていく状態になっていないでしょうか。

治療院のホームページ集客は、業態ごとに書ける内容を確かめたうえで、地域名と症状名で探す患者に向けた症状ページを入口にする取り組みです。整骨院は柔道整復師法、鍼灸院はあはき法、整体院は景品表示法と、及ぶ法律が業態で変わります。この記事では、業態別の法律の線引きから症状ページ・クチコミ・写真の見せ方、予約導線と着手の順番まで解説します。

この記事を読めば、自院が次に手をつける順番と、ホームページに掲載できる表現の線引きを、業態に合わせて判断できるようになるでしょう。

※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。

治療院のホームページ集客とは

治療院のホームページ集客は、院のサイトから新規の患者に来院してもらう取り組みです。ポータルサイトや広告のように掲載料を払い続ける必要がなく、症状ページを積み上げるほど問い合わせの入口が増えます。ただし、整骨院・鍼灸院・整体院では適用される法律が違い、書ける内容も変わる点に注意が必要です。

まずは、ポータル頼みとの違いと業態ごとの入口、成果が出るまでの目安を見ていきます。

ポータルサイト頼みとの違い

ポータルサイトは掲載料を払っている間だけ露出が続き、止めた月から新規の流入がなくなります。同じ検索画面に近隣の院が並ぶため、料金や割引だけで横並びに比べられる状態です。

自院のホームページは、公開したページが院の資産として残り、掲載料の支払いを止めても検索から人が訪れます。費用のかかり方は、毎月の掲載料から作るときの制作費と手直しの手間へ変わります。

治療院の商圏は、患者が徒歩や車で通える範囲です。商圏が狭い業種では、地図表示とクチコミの整備が集客の中心になります。範囲外の人に何度見られても来院にはつながらないため、近隣の患者が探す語で見つかる状態を作るほうが費用の効き目は大きくなるでしょう。

業態ごとに変わる集客の入口

治療院は、整骨院・接骨院、鍼灸院、整体院をまとめた呼び名です。施術者の資格と適用される法律が業態ごとに違うため、ホームページに書ける内容も変わります。

整骨院と接骨院は柔道整復師が施術し、骨折や捻挫といった外傷を扱います。鍼灸院はあん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(あはき法)の対象で、慢性的な痛みへの自費施術が中心です。

整体院とカイロプラクティック院には施術者の国家資格も開設の届出もないため、公的な院数のデータにも表れません。同じ治療院でも患者が検索する語と来院の入口が違うため、業態を混ぜたまま他院のやり方を真似ると、書ける表現の線引きを外します。

成果が出るまでにかかる期間

ホームページを公開してから新規の患者が増えるまでの期間は、扱う症状の数や近隣の競合の数で変わります。治療院に限った公的なデータはないため、施策ごとの目安で見通しを立てます。反応が早い施策は3か月ほど、記事の蓄積で伸ばす検索対策は半年ほどが見極めの目安です。

公開してすぐ問い合わせが来ないからといって、症状ページを増やす前にやめてしまうと、検索から人が来る状態まで届きません。半年は続ける前提で、担当と更新の頻度を決めてから公開日を設定しましょう。

治療院のホームページ集客に関わる法律

ホームページに何を書けるかは、院の業態で変わります。整骨院と接骨院は柔道整復師法、鍼灸院はあはき法の広告規制を受け、整体院はどちらの対象にもなりません。2025年2月に策定されたあはき・柔整広告ガイドラインは、施術所のウェブサイトを原則として広告規制の対象外と整理したうえで、掲載すべき内容と掲載すべきでない内容を定めています。

業態ごとに、どの法律のどの制限が及ぶのかを順に確認していきます。

整骨院と接骨院に及ぶ柔道整復師法

整骨院と接骨院に及ぶのは柔道整復師法です。同法第24条第1項は、広告できる内容を次の4つに限っています。

  • 柔道整復師である旨と氏名・住所
  • 施術所の名称・電話番号・所在地
  • 施術日または施術時間
  • 厚生労働大臣が指定する事項

4つ目の指定事項は7項目あり、ほねつぎ(又は接骨)や届出をした旨、医療保険療養費支給申請ができる旨などが入ります。列挙されていない内容は広告できません。施術者の技能・施術方法・経歴に触れる表現も、同条第2項で禁じられています。

違反した場合の罰則は30万円以下の罰金です。看板やチラシ、リスティング広告に「交通事故施術の実績多数」と書けないのも、この限定列挙が理由です。

関連記事:整骨院のホームページ制作で失敗を避けるには?費用と選び方を解説

鍼灸院に及ぶあはき法

鍼灸院とあん摩マッサージ指圧の施術所に及ぶのは、あはき法です。第7条第1項が広告できる内容を限定列挙にしている点は、柔道整復師法と同じです。

違いは、あはき法では「業務の種類」が広告できる内容に入る点で、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧のどれを扱うかを示せます。厚生労働大臣が指定する事項には、もみりようじ、やいと・えつ、小児鍼(はり)が含まれます。

技能・施術方法・経歴に触れられない制限は第7条第2項にあり、こちらも柔道整復師法と共通です。ガイドラインは「レディース鍼灸」をこの制限に触れる例に挙げ、雑誌や新聞で紹介された旨の記載、芸能人が利用者である旨も広告できない内容に分類しました。

関連記事:鍼灸院のホームページ制作で集患は増える?自費単価を上げる7つの設計

整体院にも及ぶ景品表示法

整体院とカイロプラクティック院は、あはき法と柔道整復師法のどちらの対象にもなりません。施術者に国家資格が要らず、開設の届出の制度もないからです。

ただし、整体院にも及ぶ法律があります。景品表示法は業種を問わず事業者にかかるため、整体院のウェブサイトも優良誤認や有利誤認の対象です。サプリメントや健康器具を扱う院なら、健康増進法や医薬品医療機器等法の広告規制も重なります。

さらに、施術で健康被害が生じた場合は、国家資格の有無にかかわらずあはき法・柔道整復師法に基づく行政指導の対象になり得ます。国家資格が要らない業態でも、書ける表現の制限はゼロにはなりません。効果を断定する表現や「日本一」といった比較優良の表現は、整体院でも避けましょう。

治療院のホームページ集客に効く症状別ページ

患者は院名ではなく、地域名と症状名を組み合わせて検索します。トップページだけでは、その検索に答えるページが院のサイトに存在しない状態です。症状ごとにページを分けると、患者が探した語とページの中身が一致し、来院前に読んでもらえる分量も確保できます。

症状ページで使う語の選び方、1ページの構成、保険の書き方を順に解説します。

地域名と症状名の組み合わせ

治療院を探す患者は、住んでいる地域名と抱えている症状名を並べて検索します。「腰痛」だけでは全国の情報が出てくるため、通える範囲の院を探す人ほど地域名を足します。

院のサイト側にその語で答えるページがなければ、検索結果に出るのは近隣の競合か、広告費で枠を買ったポータルサイトです。まずは来院数の多い症状を3つほど選び、地域名を含めたページを作ります。

地域名は市区の名前に限らず、最寄り駅や隣接する地域も候補です。ただし、通えない地域の名前まで詰め込むと、来院につながらない訪問が増えて問い合わせ率が下がります。院から車で20分ほどの範囲を目安に、実際に患者が来ている地域から選びましょう。

1ページ1症状の構成

症状ページは、1ページにつき1つの症状だけを扱います。腰痛と肩こりと交通事故を1ページにまとめると、検索した患者にとって知りたい部分が全体の3分の1になり、読む前に離脱します。

構成の順序は、症状の説明から通院の見通しまでの流れが基本です。載せる要素は次のとおりです。

  • 症状の原因と痛みの出方
  • 院での施術の流れ
  • 通院の回数と期間の目安
  • 再発を防ぐ生活の注意
  • 料金と予約の案内

このうち患者が最も知りたいのは通院の回数と期間、そして料金で、ここが書かれていないページは比較の段階で外されます。施術の理論を長く書くより、来院後に何が起きるかを冒頭で伝えるほうが問い合わせにつながるでしょう。

症状ごとの保険の扱い

柔道整復の療養費が使えるのは、外傷性が明らかな骨折・脱臼・打撲・捻挫に限られます。外傷性とは、関節の可動域を超えたねじれや外力によって身体の組織が損傷を受けた状態です。はり・きゅうの療養費は対象の疾患も医師の同意の要否も別に決まっているため、同じ説明を流用できません。

単なる肩こりや筋肉疲労への施術は療養費の対象外で、この場合は全額が患者の自己負担になります。症状ページで肩こりや疲労を扱うのは問題ありませんが、そのページに保険が使える旨を書けば誇大広告です。

ガイドラインは、すべての患者が医療保険療養費支給申請をできると読める広告を誇大広告の例に挙げています。保険が使える症状と自費の症状は、ページを分けて書き分けましょう。

治療院のホームページ集客を支える口コミ

地図検索で院を比べる患者は、写真と星の数と返信の中身を見ています。クチコミは無料で増やせる材料ですが、集め方と使い方を誤ると景品表示法や広告規制に触れます。治療院で判断が分かれるのは、依頼のしかた、低い評価への返信、サイトへの転載の3点です。

法令の線引きを踏まえて、3つの場面を順に紹介します。

施術後に依頼するときの伝え方

クチコミを患者に依頼する行為そのものは禁じられていません。問題になるのは、割引や次回無料といった便益と引き換えに好意的な内容を書いてもらう頼み方です。

2023年10月から、広告であるのに広告と気づけない表示はステルスマーケティングとして景品表示法の規制対象です。規制で責任を負うのは書いた患者ではなく、依頼した院の側になります。

依頼するときは、施術が終わって会計を待つ間に「よかった点も気になった点も、そのまま書いていただけると助かります」と伝えます。内容を指定せず、評価の方向も指定しないのが安全な頼み方です。QRコードを印刷した小さなカードを渡しておくと、帰宅後に書いてもらえる割合が上がります。

低い評価への返信の書き方

低い評価が付いたときに削除を求めても、事実と違う内容でなければ多くは残ります。返信は、投稿した患者だけでなく、その院を検討している人が読む文章です。

感情的な反論や患者の症状に触れる返信は、個人情報の扱いの面でも印象の面でも院の側が損をします。施術の内容や来院日を返信で明かすと、患者が特定される恐れもあります。

返信の型は、来院への礼、指摘への受け止め、改善した点の3つです。「お待たせして申し訳ありません。受付の人員を1名増やし、待ち時間の表示を始めました」と事実だけを短く書きます。低い評価が1件あっても、丁寧な返信が並んでいれば比較の場面では不利にはならないでしょう。

関連記事:Googleのクチコミ|増やす・返信・低評価対応を解説

サイトへ転載するときの条件

地図サービスに付いたクチコミを院のホームページへ転載するときは、扱いが別です。あはき・柔整広告ガイドラインは、施術所の利益のためと認められる体験談や手記を広告として扱い、広告できる内容の外にあると整理しました。

ホームページ本体は原則として広告に当たりませんが、掲載すべきでない内容としてもう1つの制限がかかります。好意的な感想だけを意図的に選んで並べた体験談は、掲載すべきでない内容の一つです。

転載するなら、星1つや2つの声も同じページに並べ、患者が判断できる状態にします。加えて、投稿者の氏名やイニシャルを載せるときはご本人の了解を取ります。リスティング広告を出している院は、そのリンク先も広告として扱われるため、体験談の掲載自体を見送る判断も必要です。

治療院のホームページ集客で使える写真

写真は、院の雰囲気と施術者の人柄を伝える材料です。ただし、治療院では施術前後を並べた写真や患者が写った写真に別の制限がかかります。掲載できる写真と避けるべき写真の線引きは、撮影の前に決めておくと手戻りがありません。

ここでは、院内と施術風景、施術前後の写真、患者が写るときの同意の順に確認していきます。

院内と施術風景の撮り方

院内の写真は、患者が来院前に知りたい順に撮ると迷いが減り、入口・受付・施術スペース・更衣室・トイレの並びが基本になります。初めて訪れる人は、どこで靴を脱ぐのか、着替える場所があるのかを気にしています。

施術風景で見せたいのは、施術者と患者の距離感が伝わる角度です。顔が写らない角度を選べば、モデルを頼まず院のスタッフで撮影できます。

筆者が制作で見てきた限り、ホームページの印象を最後に決めるのは写真です。どの院にも使えるストックフォトでは、院らしさまでは伝わりません。

スマートフォンでも画質は十分ですが、暗い写真は院の印象をそのまま下げる原因です。昼にカーテンを開け、照明をすべて点けた状態で撮ると明るさが安定します。撮影した写真は横向きでそろえると、ページに並べたときの見え方が整います。

施術前後を並べた写真の扱い

施術前と施術後を並べた写真が、一律に禁止されているわけではありません。掲載すべきでない内容として挙げられているのは、撮影条件や被写体の状態を変えて撮った写真で効果や有効性を強調するやり方です。

照明や角度、立ち方を変えて差を大きく見せた写真は、条件を変えた撮影にあたります。掲載できるのは、同じ位置・同じ照明・同じ服装で撮り、施術内容と撮影日を添えた写真です。

ただし、写真の下に「1回で改善」といった効果を断定する説明を添えると、写真そのものが適切でも表現の側で規制に触れます。整体院でも景品表示法の優良誤認にあたる恐れがあるため、業態を問わず断定の説明は避けましょう。

患者が写るときの同意

顔が判別できる写真は個人情報にあたります。院内の掲示と違い、ホームページへの掲載は不特定多数への提供になるため、事前にご本人の同意を取る取組が望ましい扱いです。

同意は口頭で済ませず、書面かメールで残しましょう。撮影から掲載までに間が空くと、同意を得た事実をあとから示せなくなります。同意書には、使う写真、掲載先のページ、掲載をやめてほしいときの連絡先の3点を書きます。

子どもが写る場合は保護者の同意も必要です。スタッフが写る写真も同じで、退職後に掲載を続けてよいかを入職時の書類で決めておくと、あとから連絡先を探さずに済みます。撮影の目的をあらかじめ院内に掲示しておけば、利用目的の公表も同時に満たせます。

治療院のホームページ集客を生む予約導線

症状ページを読んで来院を決めた患者が、最後に迷うのが予約の取り方です。治療院は施術中に電話へ出られない時間が生まれるため、電話だけの受付では取りこぼしが出ます。予約フォームと電話を並べて置き、それぞれの受付時間を書けば、閉院後に読んだ人も予約を残せる状態です。

フォームの入力項目から駐車場の案内まで、順に整理します。

Web予約フォームの入力項目

予約フォームは、入力項目が少ないほど送信されます。項目が多いほど、入力の負担で離れる人が増える結果です。氏名・電話番号・希望日時・初めての来院かどうかの4項目があれば、院の側で折り返せます。

住所や生年月日、詳しい症状を必須にすると、入力の途中で離脱する人が増えます。症状のような立ち入った情報は入力必須にせず、任意の自由記入欄で十分です。

送信後の流れも同じページに書いておきましょう。「1営業日以内に電話かメールで返信します」と添えるだけで、返事を待つ間の不安が減ります。

送信ボタンの位置は、スマートフォンで親指が届く範囲が基本です。筆者もヒアリングシートは、書くのが面倒なものだと考えて項目を絞ります。負担を一つ減らすごとに、返ってくる確率は上がるでしょう。

電話とWebの受付時間の表示

休診日・初診・再診・往診のように「診」を使った表記は、医療と紛らわしいため治療院では認められません。表記は受付時間・施術時間・休療日に置き換えましょう。

治療院では施術中に電話へ出られない時間が生まれます。受付時間だけを書くのではなく「12時から15時は電話がつながりにくい時間帯です」と添えると、かけ直しの手間で離れる患者を減らせます。

電話とWeb予約では、受付できる時間の幅が別です。電話は営業時間内だけ、フォームは24時間受付と並べて書くと、閉院後にページを見た人も予約を残せます。予約優先である旨や、メールで予約を受け付けている旨は広告できる内容に入るため、看板やチラシにも同じ表記を使えます。

アクセスと駐車場の案内

初めて来院する患者は、道順と駐車場を確かめてから予約します。院名・住所・電話番号は画像に埋め込まず、文字で書いておくと、スマートフォンからそのまま電話や地図アプリを開けます。

駐車場について広告できる内容は、有無・位置・収容台数・料金の4点です。看板や案内に書けるだけでなく、ホームページでも同じ4点をそろえておくと、当日に近隣を回る手間を減らせます。

駐車場の写真は、入口から見た角度と区画がわかる角度の2枚を載せます。提携駐車場を使う院は、駐車券の扱いと精算の方法まで添えましょう。最寄り駅から歩く患者向けに、駅の出口から院までの目印を2つ3つ挙げると、初回の来院で迷いにくくなります。

治療院のホームページ集客を始める順番

打ち手を並べても、同時に全部は進みません。院長がスタッフを兼ねる治療院では、着手の順番を決めた分だけ手が空きます。症状ページ・地図検索・ポータルと広告の3段階に分けると、費用をかけずに動かせるところから片づけられます。

ここでは、3つの段階を順に確認しましょう。

症状ページから先に整える

最初に手をつけるのは、院のホームページの症状ページです。地図検索やポータルで見つけてもらっても、行き先のページが院の紹介だけなら、患者は比較の段階で他院に移ります。

来院数の多い症状から3ページ作り、料金と通院回数の目安を書くところまでを最初の区切りにします。ここが整う前に広告費を出すと、集めた訪問はそのまま流れていく状態です。

作る順番は、自費で扱う症状を優先します。保険の対象になる外傷は、患者が痛みの強い当日に電話をかけてくる場合が多く、ページの出来による差が出にくい部分です。自費の症状ほど、料金と効果の説明を読み比べてから予約されるでしょう。

地図検索で院を見つけてもらう

症状ページが整ったら、地図検索の枠を押さえます。院の名前で検索した人だけでなく「近くの整骨院」と探した人にも表示されるようになります。

Googleビジネスプロフィールの公開には、オーナー確認と最長5営業日ほどの審査が必要です。登録に費用はかからないため、広告費を出す前に済ませておく作業です。

登録では、院名・住所・電話番号をホームページの表記と1文字も違わずそろえます。表記がずれていると、検索結果で別の院として扱われる場合もあります。

写真は院内と外観を入れ、受付時間はホームページの表記に合わせましょう。クチコミへの返信も同じ画面から届くので、担当を決めてから公開します。

関連記事:MEO対策は自分でできる?9つの手順と上位表示の3要素を解説

ポータルと広告を最後に見直す

症状ページと地図検索が動き出したら、ポータルの掲載料と広告費を見直します。ポータルは掲載を止めた翌月から流入が消えるので、止める前後の新規数を並べて比べましょう。1か月試せば、掲載料に見合う効果があるかを判断できます。

リスティング広告を出すと、リンク先である院のホームページも広告と一体として規制の対象になります。ホームページ本体は原則として広告に当たりませんが、広告を出した時点で掲載内容も限定列挙の制限を受ける状態です。

広告を使うなら、リンク先を広告用のページに分け、施術の効果に触れない内容に絞ります。費用の話だけで判断せず、この副作用まで含めて出稿を決めましょう。

治療院のホームページ集客を続ける運用

公開した時点のページは、まだ材料がそろっただけです。治療院はスタッフが少なく、施術中は更新の手が空かないため、担当と頻度を決めないまま公開すると更新が止まります。月に何を、誰が、どれだけ触るかを決めておけば、公開後の半年も更新が途切れません。

ここでは、更新の体制・ページの追加・数え方の3点を見ていきます。

更新の担当と頻度を決める

更新が止まる原因の多くは、担当が決まっていない状態です。院長が「時間があるときに」と考えている院ほど、施術と会計に追われて手が回りません。

公開から3か月で止まるサイトと、1年後も増えているサイトの差はここに出ます。筆者がWebディレクターとして見てきた案件でも、更新されないまま何年も放置されたサイトは多くありました。

更新の担当は1人に決め、月に触る回数と作業時間を先に押さえましょう。月2回・1回30分と決めれば、施術の合間でも収まります。

外注する範囲も同じ場で決めます。文章の下書きは院内で、体裁の調整と公開作業は制作会社に任せると、院の手が止まっても更新は止まりません。担当が退職したときに引き継げるよう、更新の手順と管理画面の入り方は書き残しておきましょう。

症状ページを少しずつ足す

症状ページは1ページ1症状で作るため、公開時にすべてをそろえる必要はありません。扱いの多い症状から3ページで公開し、あとから1か月に1ページずつ足していく進め方で足ります。

足す順番は、来院した患者が実際に口にした症状と、予約フォームの自由記入欄に書かれた言葉から決めます。院内で思いつく語より、患者の言葉のほうが検索される語に近い内容です。

新しいページを足したら、既存の症状ページからリンクでつなぎましょう。腰痛のページから坐骨神経痛のページへ渡す流れを作ると、1回の訪問で読まれるページ数が増えます。1年続ければ12ページ増え、患者が入ってくる入口も12か所に広がるでしょう。

新規の来院数を毎月数える

効果の判断には、ホームページ経由の新規来院数を毎月数えます。訪問数や検索順位だけを見ても、来院につながったかどうかは読み取れません。

数え方は簡単で、受付で「どこで当院を知りましたか」と聞き、ホームページ・地図・紹介・ポータルの4つに印を付けるだけです。月末に4つの数を並べると、毎月の費用を出している媒体が何人の来院につながったかがわかります。

数字は3か月まとめて見ます。1か月の増減は季節や天候で動くため、3か月の平均で比べると判断を誤らずに済むでしょう。ホームページ経由が増えていない月が3回続いたら、症状ページの中身か地図検索の登録内容を見直しましょう。

治療院のホームページ集客でよくある質問

ここまでの内容を院に当てはめると、開業前の準備や交通事故のページ、制作費といった個別の疑問が残ります。判断が分かれるのは、法令の線引きと費用の目安が交ざる部分です。

最後に、相談の場で質問が多い3つにお答えします。

開業前はどの順番で準備する?

開業前は、院名とドメイン名を決める段階から広告規制がかかります。施術の効果を暗示する名前は認められず、ガイドラインは「www.katakorinaoru.ne.jp」を肩こりが治ると暗示する例に挙げ、広告として認めていません。

ホームページの制作は、内装や備品の発注と同じ時期に動かすと開業日に間に合います。制作期間は3か月前後が目安で、テンプレート型なら1〜2か月、作り込むと3か月以上かかる場合もあります。

開業前は施術の実績がないため、書けるのは院の方針と料金、受付時間、アクセスの案内です。開業後に症状ページとクチコミを足していく前提で、あとから増やせる作りにしておきましょう。

交通事故の患者向けページは必要?

交通事故の患者を扱う整骨院なら、専用のページを作る価値があります。事故直後の患者は保険の手続きと通院先を同時に探すため、手続きの流れを書いたページが判断の材料になります。

ただし、表記のルールは別です。「交通事故取扱い」「各種保険取扱い」「自賠責保険取扱い」「労災保険取扱い」は、医療保険療養費支給申請と関係がないため広告できない内容です。

ホームページ本体は原則として広告に当たらないため、この4つの表記も掲載できます。一方で、看板やチラシ、リスティング広告では使えません。広告を出す予定があるなら、ページの見出しは「交通事故によるけがの施術」など、施術の内容を示す書き方に変えておきましょう。

制作費はいくらから頼める?

治療院のホームページ制作にかかる費用を決めるのは、ページ数と原稿を誰が書くかの2点です。テンプレートを使って原稿を院で用意する作り方が最も安く、取材と執筆まで任せるほど上がります。

症状ページを10ページ以上そろえ、写真撮影と予約フォームまで含めると、同じ制作会社でも見積もりは大きく開きます。金額そのものを比べる前に、含まれるページ数と公開後の修正回数をそろえて並べましょう。

月額制で契約する場合の確認先は、契約期間と、解約したときにサイトが残るかどうかです。金額の目安と依頼先の見極め方は、制作会社の選び方をまとめた記事が参考になります。安く見えても、解約でページごと消える契約なら、それまでに積み上げた症状ページも一緒に消えます。

関連記事:ホームページ制作会社の選び方7基準|費用相場と契約の注意点も解説

治療院のホームページ集客について解説しました

治療院のホームページ集客は、業態ごとの法律の線引きを確かめたうえで、地域名と症状名で探す患者に向けた症状ページを入口にする取り組みです。整骨院と接骨院は柔道整復師法、鍼灸院はあはき法の限定列挙を受け、整体院にも景品表示法が及びます。

まずは来院数の多い症状から3ページ作り、料金と通院回数の目安まで書き切りましょう。そのうえで地図検索に登録し、ポータルの掲載料と広告費は最後に見直します。

業態によって掲載できる表現が変わるため、判断に迷う部分は制作の段階で相談しておくと手戻りが減ります。治療院のホームページ制作や改修でお悩みなら『レノワード企画』へご相談ください。

参考サイト

この記事を書いた人

レノワード企画 代表

Webライター・ディレクター歴5年以上。SEO記事1,000本以上の執筆経験と、Google認定の専門資格をもとに、この記事を執筆しています。元介護福祉士(介護現場11年)。埼玉・杉戸町/春日部市近隣を中心に、ホームページからチラシ・名刺まで一人で一貫制作しています。

「読んだけど、自分でやるのは大変そうだ」と感じたら、丸ごとおまかせください。ホームページ制作は初期費用0円(対応エリア内)・月額3,850円〜の定額制。契約の縛りや解約金はなく、お支払いは成果物にご納得いただいた後です。ご相談は無料です。