行政書士のホームページ集客|受任を増やす4ステップと更新の順番を解説

行政書士のホームページ集客|受任を増やす4ステップと更新の順番を解説

開業のときに作ったホームページから、半年以上も問い合わせが届かないままになっていないでしょうか。月に1〜2件は来ても、無料の相談で終わって受任に進まない状態も同じ悩みです。

この記事では、行政書士のホームページ集客が伸びない原因と課題の切り分け方を整理します。そのうえで受任を増やす4ステップと更新する順番を示し、相談料の見せ方や完了後の接点の作り方まで解説します。

この記事を読めば、ご自身のホームページで先に直す場所が1つに決まり、今週から着手できるでしょう。

行政書士のホームページ集客が伸びない原因

問い合わせが来ないホームページには、共通点が1つあります。依頼者が途中で判断をやめている点です。読み取れるかどうかで結果が分かれるのは、デザインの新しさではなく、手元の困りごとを持ち込んでよい相手かどうかです。

ここでは、依頼者が判断を止める3つの地点を解説します。

何を頼めるのか判断できないから

依頼者がホームページを閉じる最初の地点は、目の前の困りごとを行政書士に持ち込んでよいのかを判断できないところです。行政書士が作成できる書類は、法律で種類を挙げずに包括的に定められています。

範囲が広いぶん、依頼者の側では「これは頼める話なのか」が絞り込めません。建設業を始めたい人が探しているのは資格の名前ではなく、工事を受注できる状態にする方法です。

トップページに掲げるのは事務所の紹介ではなく、依頼者が置かれている状況の名前です。「元請から許可を求められた」「相続の手続きが止まっている」のように、来訪者が手元の状況と重ねられる書き方に変えると、判断が前に進みます。

筆者が記事のリード文で必ず示すのは、読み終わったあとに何がわかるのかです。ホームページの1画面目も同じ役割をもちます。

関連記事:士業のホームページ集客は資格で変わる?優先順位から広告規程まで解説

相談の入口が1つしかないから

問い合わせフォームが1つしか置かれていないホームページは、相談の手前で依頼者を絞り込んでしまいます。建設業許可の相談と相続の相談では、依頼者が知りたい内容も送る前に用意できる情報も別物です。

送信欄が「お問い合わせ内容」の1つだけだと、依頼者は何をどこまで書けばよいのか決められません。建設業許可なら業種と工事の予定時期、相続なら相続人の人数と手続きの期限が、依頼者の側で最初に書ける情報です。

書く手がかりが画面にないと、依頼者は送信の直前で手を止めます。届いた相談が「相談したい」の一行で終わるのも同じ理由で、業務ごとに聞く項目を先に示せば1通目から中身が変わります。

依頼後の進み方が見えないから

依頼者が最後に迷うのは、頼んだあとに何がどの順で進むのかが見えない点です。行政書士に依頼した経験がある人は多くないため、費用の総額も、手続きの期間も、手元で用意する書類も想像がつきません。

行政書士職務基本規則は、依頼の内容と範囲を明確にしてから受任するよう33条で定め、35条では報酬等を明確に定めた契約書を取り交わすなどして紛議を防ぐよう求めています。受任のときに示す内容が決まっているなら、その骨組みをホームページに先に載せられます。

面談で毎回説明している流れを、そのまま文章にするところから始めましょう。受任までの段取りが読める状態になると、問い合わせの時点で依頼者の検討が進みます。

行政書士のホームページ集客の課題を切り分ける手順

問い合わせが来ない状態は2つに分かれます。検索結果にそもそも出ていない場合と、見られているのに動かれない場合です。どちらに当たるかを決めないまま直し始めると、手を入れた場所と原因がずれます。

ここでは、行政書士の事務所サイトで先に確かめたい3点を見ていきます。

事務所名だけで表示されていないか確かめる

最初に確かめるのは、検索結果に出ている語が事務所名だけかどうかです。Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポートでは、サイトが検索結果に表示された回数と、そのとき使われた検索語を並べて見られます。

表示されている語が「〇〇行政書士事務所」ばかりなら、すでに名前を知っている人にしか届いていません。業務名や困りごとの言葉で表示回数がゼロに近い状態は、選ばれていないのではなく、候補にすら並んでいない状態です。

建設業許可、相続、在留資格のうち、扱っている業務の語で表示があるかを1つずつ確認しましょう。表示がある語とない語を書き出せば、次に増やすページも同時に決まります。

関連記事:ホームページで集客できないのはなぜ?診断から改善の順番まで解説

料金と業務のどちらで離れるか調べる

表示回数があるのに問い合わせが増えないときは、読まれたあとにどこで離れたかを見ます。GA4の「ページとスクリーン」を開くと、ページごとの表示回数と平均エンゲージメント時間が並びます。

料金ページで滞在が短く、そこから先に進まれていないなら、金額の出し方が判断材料になっていません。業務ページで止まっているなら、扱える範囲や進め方の説明が足りていない状態です。開業初期で数字が少ないなら、料金ページと主な業務ページの2つだけを比較すれば足ります。

同じ「問い合わせが来ない」でも、料金で離れる人と業務内容で離れる人では直す場所が反対になります。どちらで離れているかを決めてから、直す順番を組み立てましょう。

面談前に読まれた説明を拾い出す

3つ目は、相談に来た人が面談の前にどのページを読んでいたかを拾う作業です。GA4の「ランディングページ」レポートには成果につながった行動を数えるキーイベントの列があり、問い合わせに至った訪問がどのページから入ったかを絞り込めます。

読まれていたページは、面談で毎回説明している内容のうち、すでに伝わっている部分を示す材料です。面談の冒頭で省ける説明が1つ増えるたびに、1件あたりにかける時間が短くなります。

数字が少ない開業初期は、面談の場で「何を読んで連絡しましたか」と聞くだけでも同じ材料が集まります。聞き取った回答をメモに残し、月に一度まとめて見返せば、次に厚くするページが見えてくるでしょう。

関連記事:ホームページのアクセス数を増やす7施策|優先順位と作業量も紹介

行政書士のホームページ集客で受任を増やす4ステップ

原因の見当がついたら、受任までの導線を4つの段取りで作り直します。前の段取りが整っていないと、あとの段取りは成果に変わりません。

ここでは、扱う業務を絞るところから受任までの流れを見せるところまで、4つのステップを解説します。

問い合わせが来た業務に寄せる

最初のステップは、扱う業務のうち実際に問い合わせが来ているものへ寄せる作業です。開業時に作ったホームページは扱える業務を並べた構成になっている場合が多く、力の入れどころが分散します。

過去1年の問い合わせを業務別に数え、件数が多い順に上から2つを主役に据えましょう。一人事務所で回せる更新量には上限があるため、対象を絞るほど1つあたりの説明を厚くできます。

件数が同じなら、受任に至った割合が高いほうを選びます。建設業許可と相続で3件ずつ来ていて受任が2件と0件なら、先に厚くするのは建設業許可のページです。受任に至らない問い合わせばかりの業務は、事務所の強みと合っていない可能性もあります。

依頼者が使う言葉で悩みを書く

2つ目のステップは、依頼者が実際に口にする言葉へ書き換える作業です。手続きの名前を知らないまま探している人が使うのは、法令の用語ではなく困っている状況の言葉です。

「元請から許可の写しを求められた」「役員が変わったが届出がいるのかわからない」のように、相談の第一声をそのまま見出しに置き換えます。専門用語をすべて捨てる必要はなく、書き換えるのは見出しと本文の書き出しの2か所で足ります。

材料になるのは、面談で聞いた言い回しのメモです。相談を受けるたびに1つ書き足していけば、1年で十数個の入口がそろいます。メモを業務ごとに分けておくと、ページへ反映するときに探す手間も減ります。

業務ごとに相談の入口を分ける

3つ目は、業務ごとに相談の受け口を分ける作業です。ページを分けるだけでは足りず、問い合わせ先と入力項目、返信の優先度まで業務ごとに変えると、届いた相談の中身が変わります。

分けておきたい項目は、次のとおりです。

  • 業務ごとの問い合わせ先
  • 最初に聞く項目の並び
  • 返信までの目安時間
  • 折り返しの連絡手段

期限が迫る許認可の相談だけは当日中に返すなど、業務ごとに返信の速さを変えておくと取りこぼしが減ります。業務ごとの返信文面を先に用意しておけば、1件あたりの手間はさらに小さくなります。

筆者がヒアリングシートを作るときも、記述式ではなくチェック式です。書くのは面倒なものと考えて項目を絞るほど、返信は届きます。

受任までの流れを先に見せる

4つ目は、問い合わせから受任までの流れを見せる作業です。依頼者が知りたいのは、連絡してから契約までに何回やり取りがあり、どの時点で費用が確定するかです。

受任のときに必ず伝えている内容なら、ホームページに先に書いても差し支えはありません。相談の申し込みから面談、見積もり、契約までの区切りを並べ、それぞれで依頼者が用意するものを添えます。

返信までの目安時間と、用意する書類の一覧も同じ場所に置きましょう。依頼を決める前に手元でそろえられるかを確かめられるため、面談の申し込みまでの迷いが小さくなります。連絡してから何日で返事が来るかがわかれば、ほかの事務所と並行して相談していた依頼者も待てます。

行政書士のホームページ集客で更新する順番

直す場所が多いほど、一人事務所では手が止まります。ここで示す順番は3段階に絞ってあり、本業の合間に1つずつ片づけられる分量です。

ここでは、料金の見せ方から事例の積み上げまで、着手する順番を示します。

料金の見せ方を最初に直す

最初に直すのは料金の見せ方です。ページを増やさずに手を入れられるうえ、依頼者が問い合わせの前に確かめたい情報の中心にあります。

直すのは金額そのものではなく、幅と条件の示し方です。業務によって単価の桁が違うため、事務所全体で1つの料金表にまとめると判断材料になりません。

日本行政書士会連合会の令和7年度報酬額統計調査では、自動車登録申請(新車新規)の平均が8,896円でした。建設業許可の新規申請(個人・知事)は平均132,040円で、同じ調査の中に15倍近い開きがあります。

主に扱う業務ごとに料金の欄を分け、1回目の更新はその範囲で区切りましょう。全業務の料金を一度にそろえようとすると、本業の合間では手が止まります。

業務ごとのページを次に増やす

2番目は、主に扱う業務のページを1つずつ増やす作業です。料金の見せ方を直しても、業務ごとの説明が1ページにまとまっていないと、読んだ人は判断を最後まで進められません。

増やす順番は、問い合わせが多い業務が先です。1か月に1ページを目安にすると、一人事務所でも本業を止めずに続けられます。書く時間が取れない月は、既存のページに項目を1つ足すだけでもかまいません。

1ページに1業務だけを載せ、その業務で依頼者が最初に迷う点から書き始めましょう。建設業許可なら、どの業種の許可が必要かを絞り込む部分が入口になります。関連する業務へのリンクは、そのページを読み終えた人だけに見えれば十分です。

事例と実績は最後に積み上げる

事例と実績を最後に置くのは、開業直後には書ける材料がまだそろっていないからです。受任が数件の段階で事例を並べようとすると、内容を膨らませる方向に力が向きます。

もう一つの理由は、守秘義務との兼ね合いです。正当な理由がなく職務上知り得た秘密を漏らしてはならないと行政書士法と職務基本規則の両方が定めており、依頼者が特定される書き方は避けます。

掲載するのは依頼者の話ではなく、手続きの型です。「元請から求められて申請した」「決算期をまたぐ更新だった」のように、条件と対応した内容だけを残せば、同じ状況の人が判断材料にできます。件数が積み上がってから、業種や地域ごとにまとめ直すとよいでしょう。

行政書士のホームページ集客で業務名以外の入口を作る

地域名と業務名を組み合わせた対策は、手続きの名前を知っている人には有効です。ただ、その手前には、頼める手続きの名前にたどり着けていない人がいます。

ここでは、手続きの名前を知らない依頼者に見つけてもらう入口の作り方を解説します。

依頼者が困っている場面から書く

入口を広げるには、手続きの名前ではなく、依頼者が置かれている場面から書き始めます。行政書士が作成する官公署への提出書類は1万種類を超えるともいわれ、名前を挙げて探せる依頼者のほうが少数です。

工事を請けたいが許可がない、外国人を雇いたいが在留資格の扱いがわからない、といった場面は手続きの名前を知らないまま検索されます。相談の第一声を思い出せば、場面の言葉はそのまま集まります。

書き出しに置くのは「在留資格変更許可申請」ではなく「外国人を採用したいとき」です。場面の見出しから入り、本文の中で正式な手続きの名前へつなげば、両方の探し方に応えられます。

関連記事:【開業直後】行政書士のホームページ制作|費用相場と実績の伝え方を解説

手続きの名前を並べただけにしない

業務の一覧を並べただけのページは、名前を知っている人にしか働きません。一覧は事務所側の分類で作られているため、依頼者は手元の状況をどの項目に当てはめればよいのか判断できません。

一覧の前に、状況から選べる入口を置きましょう。依頼者が答えられる区切りは、次の4つです。

  • これから事業を始めるとき
  • 更新の時期が来たとき
  • 人や場所が変わったとき
  • 行政から指摘を受けたとき

区切りは4つ前後が目安です。増やすほど選ぶ手間が戻り、一覧を並べたときと変わりません。

一覧は消さずに残し、その手前に場面から選べる入口を1つ足すだけで足ります。名前で探す人はそのまま一覧を使い、名前を知らない人は場面から入れます。

行政書士のホームページ集客で相談料を示す方法

相談料の示し方が動かすのは、問い合わせの数と受任の割合の両方です。行政書士会にも無料の相談窓口があり、依頼者は先に無料で聞く選択肢をもっています。

ここでは、初回の扱いから答える範囲の線引きまで、判断の基準を整理します。

初回相談を無料にするか決める

初回相談を無料にするかどうかは、事務所の方針で決められます。依頼の誘致について職務基本規則が禁じているのは、不正または不当な手段による誘致や金品の提供、紹介の対価の上乗せといった行為で、無料相談そのものを禁じる条文はありません。

判断の分かれ目は、無料で受けた相談が受任につながる業務かどうかです。複数の都道府県の行政書士会が無料の相談窓口を設けています。たとえば、東京都行政書士会は平日13時から16時30分まで1回30分以内の電話相談、神奈川県行政書士会は週3日の電話相談と県内約60か所の相談会です。

一般的な疑問に答えるだけの相談は公的な窓口と重なるため、無料にしても受任にはつながりにくくなります。無料にするなら扱う業務を絞り、面談の前に状況を記載してもらいましょう。

報酬額の目安を公表する

報酬額を載せるかどうかは、すでに決着がついています。事務所に掲示する報酬額表をインターネットでも公表するのは、職務基本規則24条2項が定める努力義務です。

実際の論点は、いくらの幅で載せるかに移ります。同じ業務名でも回答の開きは大きく、建設業許可の新規申請(個人・知事)では回答した373名のうち最小10円から最大330,000円までの報告があり、最頻値は110,000円でした。平均値の132,040円だけを載せても、依頼者の予算判断には使えません。

載せるのは平均値ではなく、標準的な条件での金額と、そこから外れる条件です。「書類の取り寄せが5通まで」「役員が3名まで」のように条件を添えると、金額が動く理由まで伝わります。

相談で答える範囲を書いておく

無料の相談で答える範囲は、事前に文章にしておきましょう。範囲を決めずに受けると1件あたりの時間が読めず、受任に至らない相談で予定が埋まります。

書いておくと迷いが減るのは、次の4点です。

  • 相談1回の時間の上限
  • 答えられる質問の種類
  • 有料に切り替わる地点
  • 書類作成を伴う場合の扱い

境目は「一般的な説明までは無料、手元の書類を見て個別に判断する段階からは有料」と決めると運用が安定します。断る場合の扱いも同じ場所に書いておきましょう。

職務基本規則には、正当な事由で依頼を断るときは、その事由を説明する定めがあり、依頼者から請求があれば理由を書いた文書の交付も必要です。先に書いておけば、断るときのやり取りも短く済むでしょう。

行政書士のホームページ集客を次の依頼につなげる

1件を完了して終わりにすると、翌月もまた新規の問い合わせ探しからのやり直しです。更新の周期がある許認可では、いま担当している依頼者は数年後に同じ手続きへ戻ってくる相手でもあります。

ここでは、完了後の接点をホームページ側に残す3つの方法を紹介します。

完了後の手続きを案内する

許可が下りた時点で終わる手続きは多くありません。営業を続けている間は、変更の届出や定期の報告が続きます。

たとえば、貨物利用運送事業では毎事業年度の経過後100日以内に事業概況報告書、毎年7月10日までに事業実績報告書の提出が義務づけられています。許可の更新がなくても、毎年の報告が残る制度です。役員や住所の変更で届出が必要になる許認可も多く、完了後の接点は制度の側から生まれます。

完了時に渡す書類へ、次に発生する手続きと時期を1枚添えましょう。同じ内容を業務ページにも載せておけば、数年後に検索して戻ってきた依頼者が当時の担当者へたどり着けます。

更新期限を知らせる仕組みを置く

更新の期限は、依頼者の側では忘れられがちな情報です。周期は許認可ごとに違うため、扱う業務の分だけ整理しておく必要があります。

許認可有効期間
建設業許可5年
宅地建物取引業免許5年
産業廃棄物収集運搬業許可原則5年
介護サービス事業所の指定6年

建設業の許可は、引き続き営業するなら満了の30日前までに更新の申請が必要になります。扱う許認可ごとの有効期間と、更新申請を受け付ける時期をまとめた一覧をホームページに置きましょう。

受付が始まる時期は許認可の種類や申請先によって異なるため、申請先の窓口で確かめられる旨も添えます。飲食店の営業許可のように年数が一律でない許可は、許可証に記載された満了日で確認すると案内します。

紹介に使える材料を渡す

行政書士に依頼者を紹介するのは、同業の士業だけではありません。建設業者や不動産会社、自動車販売店のように、手続きが必要になる場面で依頼者と先に接する事業者がいます。

紹介の対価は、規則の想定するやり取りではありません。職務基本規則は、紹介の対価を依頼者の報酬に上乗せする行為も、紹介の見返りを求める行為も禁じており、金品の提供による依頼の誘致も認めていません。金銭を伴わない紹介が起きるように、渡す材料のほうを整えます。

業務ページを印刷したときに、そのまま相手へ手渡せる体裁になっているかを確かめましょう。紹介する側が説明するのは事務所の実力ではなく、どの手続きを扱っているかだけです。連絡先と対応地域が同じ紙面に載っていれば、紹介する側の負担も小さくなるでしょう。

関連記事:税理士のホームページ集客で見直す7項目|広告規制の注意点も紹介

行政書士のホームページ集客の効果を確かめる方法

手を入れたあとに見るのは、業務ごとの件数の変化です。全体の問い合わせ数だけを追うと、どのページが働いたのかがわからないまま次の判断に進みます。

ここでは、一人事務所でも続けられる2つの数え方を紹介します。

問い合わせ件数を業務別に数える

数えるのは全体の件数ではなく、業務ごとの件数です。建設業許可と相続では、問い合わせから受任までにかかる期間も1件あたりの単価も異なります。

業務別に分けておくと、増えた件数が売上につながる種類のものかを判断できます。件数が2倍になっても単価の低い業務だけが増えているなら、事務所の状況は変わりません。

問い合わせフォームを業務ごとに分けておけば、集計をしなくても業務別の件数がそのまま残ります。電話で受けた相談も同じ区分でメモに残し、月に一度だけ前の月と並べて見比べれば十分です。並べるのは前の月と1年前の同じ月の2つで、季節で動く許認可があるため前月だけでは増減の理由を取り違えます。

関連記事:ホームページ集客はどれから始める?費用・期間・難易度で選ぶ方法を解説

受任に至った経路を記録する

件数の次に見るのは、受任に至った相談がどこから来たかです。ホームページから届いた相談と、紹介や相談会から来た相談では、次に手を入れる場所が変わります。

記録するのは受任した案件だけで足ります。受任に至らなかった相談まで追うと作業が増え、続きません。メモは表計算ソフトでも紙の台帳でもかまいません。

受任1件ごとに、経路と業務名と受任までの日数の3つをメモに残しましょう。1年分たまると、ホームページ経由の受任がどの業務に集中しているかがわかります。その業務のページから優先して手を入れれば、次の1年も同じ材料で判断できます。

行政書士のホームページ集客でよくある質問

開業して間もない時期の迷いは、2点に集まります。いつまで待てばよいのか、ほかの手段も要るのかです。判断の基準がわかれば、待つ期間も次の手も決められます。

最後に、開業初期に多い3つの疑問にお答えします。

開業して何か月で問い合わせは来る?

待つ期間を月数で決めるより、どの段階まで進んでいるかで判断しましょう。検索結果に表示されているか、表示から先に進まれているか、読まれたうえで問い合わせに至っていないか、の3段階に分けて見ます。

表示回数がまだ増えていない段階なら、待っても状況は変わりません。業務名での表示が出るまでは、ページを増やす作業を続けます。

表示があってクリックが少ないなら直すのは検索結果に出る文言で、読まれていて問い合わせがないなら直すのは料金と流れの見せ方です。段階が1つ進むごとに、手を入れる場所も変わります。開業からの月数ではなく、3段階のどこにいるかで次の作業を決めましょう。

Googleビジネスプロフィールも必要?

Googleビジネスプロフィールが必要かどうかは、面談の場所で分かれます。事務所に来てもらう進め方なら登録が役に立ちますが、オンラインと郵送で完結して来訪も訪問もない進め方は、そもそも登録の対象に入りません。

登録する場合は、看板や書面で使っている事務所名をそのまま登録します。宣伝の文句や営業時間を名前に足す扱いは認められておらず、住所を借りているだけで、実際には業務をしていない事務所は登録できません。

自宅を拠点にして客先へ出向く進め方なら、非店舗型として登録し、住所は非表示にします。必要かどうかを判断する基準はほかにもあるため、迷う場合は判断の手順から確かめると早く決まります。

関連記事:MEO対策とは?自店に必要か見極める3つの基準をわかりやすく解説

広告を出せば早く受任できる?

広告は表示までの時間を短くしますが、遷移先のページが弱いままでは費用だけが増えます。Google広告のクリック単価は、入札額の上限だけで決まるわけではありません。推定クリック率や広告の関連性、リンク先ページの利便性も掲載と費用に関わります。

受け皿を整えないまま広告を出すと、同じ掲載順位を取るための費用が高くなります。直す順番としては、料金の見せ方と業務ページを整えてからが有利です。

開業初期に広告を試すなら、扱う業務を1つに絞ってその業務のページだけへ送りましょう。数万円の範囲でも、どの語で問い合わせが来るかは確かめられるでしょう。

行政書士のホームページ集客について解説しました

行政書士のホームページ集客でつまずくのは、依頼者が頼める相手かどうかを判断できないまま離れるところです。表示されている検索語と離脱の位置を見て原因を分けたうえで、料金の見せ方、業務ページ、事例の順に手を入れます。

まずは過去1年の問い合わせを業務別に数え、件数の多い業務のページから直しましょう。相談料の幅と条件を書き足し、完了後に発生する手続きと更新の期限を一覧にしておけば、1件が次の1件につながります。

ここまでの作業のうち、文章の書き足しと料金の整理はご自身で進められます。ページの追加や問い合わせ先の分割まで広がると手が止まるため、その範囲を切り分けたうえで『レノワード企画』へご相談ください。

参考サイト

この記事を書いた人

レノワード企画 代表

Webライター・ディレクター歴5年以上。SEO記事1,000本以上の執筆経験と、Google認定の専門資格をもとに、この記事を執筆しています。元介護福祉士(介護現場11年)。埼玉・杉戸町/春日部市近隣を中心に、ホームページからチラシ・名刺まで一人で一貫制作しています。

「読んだけど、自分でやるのは大変そうだ」と感じたら、丸ごとおまかせください。ホームページ制作は初期費用0円(対応エリア内)・月額3,850円〜の定額制。契約の縛りや解約金はなく、お支払いは成果物にご納得いただいた後です。ご相談は無料です。