ホームページを作ったのに、問い合わせがほとんど来ない。試しにGoogleアナリティクスを開いても、数字の意味がわからないまま閉じてしまう。そんな状態になっていないでしょうか?
この記事では、ホームページのアクセス数を増やす流れを整理したうえで、施策の前に測る3つの数字と、少ないかどうかを判断する3つの軸を解説します。そのうえで広告費をかけずに始められる7施策を紹介し、着手する順番と外注の線引きまで扱います。
ひととおり読めば、自社の現在地がつかめ、来週から手を付ける施策を1〜3個に絞り込めるでしょう。
※本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。
ホームページのアクセス数を増やす仕組み
アクセス数は、検索結果から入ってきた人と、それ以外の経路から入ってきた人の合計です。総務省の令和7年通信利用動向調査によると、企業のホームページ開設率は93.3%で、作っただけでは埋もれる状態です。どこから何人来ているのかを分けて数えると、伸ばせる入口を選べます。
まずは、アクセスが生まれる流れを2つの経路に分けて整理します。
検索結果に出るまでの3段階
検索結果にページが出るまでには、Googleの側で3つの工程を順に踏みます。どこで止まっているかを把握しないまま記事を足しても、検索結果には出てきません。
どの段階で止まっているかによって、打つべき手はまったく変わります。Googleが説明する3つの段階は、次のとおりです。
- クロール:ページを読み込む
- インデックス登録:解析して保存する
- 検索結果の表示:合う情報を返す
読み込まれたページが、すべて保存されるとは限りません。Googleもインデックス登録は保証されないと明記しています。
新しいページの主な発見経路は、Googleがすでに知っているページからのリンクです。サイトマップを送って知らせる方法もありますが、どこからもリンクしていないページは検索結果に並ぶまで待たされます。
検索以外から入る経路の種類
検索以外にも、ホームページへの入口はあります。GA4は、アクセスの入口を流入チャネル(どこから来たか)として分類しており、検索とそれ以外を並べて確認できます。
代表的な経路は次のとおりです。
- ノーリファラー:URLの直接入力
- 参照:ほかのサイトのリンク
- オーガニックソーシャル:SNSのリンク
ノーリファラーには、保存済みリンクから開いた人と、URLを打ち込んだ人が入ります。名刺やチラシを見てアドレスを入力した人も、この分類です。
入口が検索だけだと、検索結果の変動がそのままアクセス数の増減になります。入口を3種類そろえておけば、片方が落ちても急な落ち込みは避けられるでしょう。
関連記事:Web誘導の方法7選|SEO・SNS・広告の使い分けを解説
アクセス数を増やす前に測る3つの数字
施策を選ぶ前に、いまの数字を押さえておくと迷いが減ります。アクセスが少ないのか、それとも来ているのに問い合わせへ進んでいないのかで、次にやるべき作業は別物です。
月に一度だけ確認すれば足りる3つの数字を、順に取り上げます。
月ごとのアクセス数の推移
アクセス数は単月では判断できないため、月ごとの並びから見ます。GA4では人数を「アクティブユーザー」、訪問の回数を「セッション」、ページが開かれた回数を「表示回数」と呼び分けています。
同じページを同じ人が3回開けば、表示回数は3、アクティブユーザーは1です。以前よく使われたPVは、GA4の画面では表示回数と出るので、社内で呼び方をそろえておくと混乱を防げます。
セッションは、既定では30分間操作がないと切れる仕組みです。この設定は変更できます。深夜に開いた人が翌朝また開けば、同じ人でも2セッションと数えられます。
数字は毎月同じ日に記録し、半年ほど並べてから判断しましょう。1か月の増減だけでは、季節の波なのか施策の効果なのか区別がつきません。
流入チャネル別の内訳
2つ目は、どこから来たかの内訳です。GA4の左メニューから「レポート」「集客」「トラフィック獲得」と進むと、検索・SNS・直接入力といった経路ごとのセッションが並びます。
人数で見たいときは、同じ「集客」内の「ユーザー獲得」レポートを開きます。この分類はGoogleが共通の定義を保っており、初期設定のままでは利用者側で編集できません。
会社ごとに解釈がぶれないのが利点で、独自に分けたい場合はカスタムチャネルグループを別に作ります。ここで見るのは順位や合計ではなく、経路ごとの構成比です。
検索が9割なのか、複数の入口に散っているのかで、次に足す施策は変わります。内訳は3か月に一度振り返れば足ります。毎月見ても数字はあまり動きません。
問い合わせにつながったページ
3つ目は、問い合わせにつながったページの特定です。Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで「ページ」タブを開き、クリック数の多い順に並べ替えると、検索から読まれているページがわかります。
ここで注意したいのは、ページ別の数値を足してもサイト全体の合計と一致しない点です。表のデータはページごとに集計されるため、合計値としてではなく順位づけの材料として使いましょう。
GA4側では、問い合わせ完了ページの表示をキーイベントに設定しておくと、月ごとの件数がそのまま残ります。キーイベントの設定方法は別記事で解説しています。
読まれているページと問い合わせが起きたページが一致しないなら、増やすべきは訪問者数ではなく案内の作り方です。
関連記事:ホームページで集客できないのはなぜ?診断から改善の順番まで解説
アクセス数が少ないかを判断する3つの軸
事業規模別や業種別の月間アクセス数をまとめた公的な統計はありません。ウェブ上に並ぶ目安の数字も出典がないものが多く、互いに食い違っています。だからこそ、判断の基準になるのは他社との比較ではなく自社の数字です。
ここでは、手元のデータだけで判定できる3つの軸を解説します。
昨年の同じ月との比較
1つ目の軸は、昨年の同じ月との比較です。GA4で期間を選んで「適用」を押し、左下の「比較」から「前年(昨年)」を選ぶと、去年の同じ期間の数字が並びます。
季節で動く業種ほど、前の月との比較は判断を誤らせます。リフォームや引っ越しのように需要に波がある事業では、8月と9月を比べても意味がありません。
なお「前年(同じ曜日)」の選択肢は削除されているため、前年のデータは「昨年」から呼び出します。Search Consoleも過去16か月まで期間を広げられるので、検索からの流入は同じ月どうしで見比べられます。
前年より減っていれば、順位を落としたページを探しましょう。増えていれば、伸びた入口に作業時間を寄せましょう。
狙うキーワードの検索需要
2つ目の軸は、狙う言葉がどれだけ検索されているかです。月に100回しか検索されない言葉で1位を取っても、来る人は多くて数十人です。商圏で検索する人の数が、そのままアクセス数の上限になります。
Google広告のキーワードプランナーで「検索のボリュームと予測のデータを確認する」を選び、言葉を入力すると月間平均検索ボリュームが表示されます。この数字は、指定した期間と地域でその言葉と類似パターンが検索された平均回数です。
既定では過去12か月の平均が出るため、単月の実数ではない点を踏まえて読みます。なお、検索ボリュームは概数で、複数の地域を足した値は期待どおりにならない場合があります。桁を確かめる用途に絞って使い、1桁単位の精度までは求めないほうが判断を誤りません。
表示回数に対する取りこぼし
3つ目の軸は、検索結果に出ているのに読まれていない分です。Search Consoleの表示回数は検索結果でリンクが見られた回数で、GA4の表示回数(ページの閲覧回数)とは別の数字です。
クリック数は押された回数で、その比率がクリック率になります。表示回数が多いのにクリックが少ないページは、タイトルと説明文が選ばれていない可能性があります。
ただし、平均掲載順位が10位前後なら原因は文言ではなく順位です。その順位も同じ画面で確認しましょう。
一方、表示回数そのものが小さいページは、まだ検索結果の上位に届いていません。この場合に先に手を入れるのは、内容の見直しと内部リンクです。
3つの数字を並べるだけで、直す場所を絞り込めます。判断に必要な材料は、すでにSearch Consoleにそろっています。
ホームページのアクセス数を増やす7施策
ここからは、広告費をかけずに自社で着手できる7つの施策を紹介します。どれも初回にかかる時間と、その後の頻度を添えて示すので、手が回る範囲から選べます。
7つを一度に始める必要はありません。1つずつ見ていきましょう。
検索される言葉で記事を増やす
お客様が問い合わせのときに口にした言葉を、そのまま記事のテーマにします。社内で使う専門用語ではなく、検索する人が打ち込む言葉に合わせると、検索結果に出る可能性が上がります。
筆者はSEO記事を1,000本以上書いてきましたが、検索で上がるかどうかを決めるのは書く前の設計です。Googleが評価するのは、検索順位の操作ではなく読者のために作られた記事です。書き手の宣伝を並べた記事は、数を増やしても読まれません。
記事1本にかかる時間は、テーマ決めから公開まで3〜5時間ほどです。月に1本を目安に予定へ組み込み、書ける本数から題材を絞りましょう。
キーワードの選び方から公開までの流れは、以下の記事にまとめています。ここでは、7施策のなかで最も時間を使う施策として位置づけておきます。
関連記事:ブログ集客の始め方7ステップ|キーワード選定から問い合わせまで解説
既存ページの内容を更新する
新しい記事を書く前に、すでに公開しているページの改善を先に回します。ゼロから書いた記事が評価されるまでには時間がかかる一方、あと一歩の順位まで来ているページは短い期間で動きます。
ただし、更新すれば必ず順位が上がるわけではありません。Googleが評価するのは検索の内容にふさわしい鮮度であって、日付の新しさそのものではありません。
Google自身も、順位を気にしてページの一部を削るような場当たりの修正は避けるよう促しています。読む人にとって意味があり、長く保てる変更に絞ると手戻りが減るでしょう。
1ページあたりの更新は30〜60分が目安です。月に2〜3ページずつ、Search Consoleの表示回数が多い順に手を入れていきます。
タイトルと説明文を見直す
検索結果に並ぶのは、ページのタイトルと説明文です。中身が同じでも、この2行で選ばれるかどうかが決まります。
Googleは、すべてのページにタイトルを付け、内容を説明するテキストを入れるよう案内しています。同じ語を何度も繰り返しても効果はなく、全ページ共通の定型文も避ける対象です。
説明文はページ本文から自動で選ばれる場合があり、書いたとおりに出るとは限りません。それでもページごとに違う説明を用意しておくと、選ばれたときの内容が読み手の疑問に近づきます。
作業は1ページ10分ほどで、社内の誰でも手を付けられます。Search Consoleの表示回数が多い10ページから始めれば、2時間かからずに一巡できるでしょう。
内部リンクでページをつなぐ
記事どうしをリンクでつなぐと、読む人の移動先が増え、Googleの巡回経路も広がります。新しいページはGoogleがすでに知っているページのリンクから見つかるため、公開したら必ずどこかから結びます。
リンクとして扱われるのは、href属性のある通常のリンクだけです。画像やスクリプトで作った疑似的なリンクは、たどってもらえません。
リンクの文字列は「こちら」「詳細」のような語を避けます。前後の文がなくても行き先がわかる言葉にすると、読む人もクリックの前に中身を判断できます。
作業は記事1本につき5分ほどです。公開の直前に、関連する既存ページを2本思い出して結ぶ習慣にすると溜まりません。
Googleビジネスプロフィールを整える
Googleビジネスプロフィールでは、Google検索とGoogleマップに会社の情報を無料で出せます。地図から電話や道順へ進む人を、サイトへも回せます。
設定する場所は、プロフィールを編集する画面のウェブサイト欄です。「https://」から始まる完全なURLを入れて保存します。
この1行があるだけで、地図で見つけた人がサイトへ移動できるようになります。効果の確認先は「パフォーマンス」の画面です。
ウェブサイトのクリック数が並び、地図経由の移動人数がわかります。初回の登録と申請にかかる作業は1時間ほどで、その後の更新は週1回10分です。
オーナー確認の完了までは、審査で最長5営業日、ハガキでの確認なら到着まで2週間ほどかかる場合があります。登録から運用までの手順も別記事にまとめました。
関連記事:MEO対策は自分でできる?9つの手順と上位表示の3要素を解説
SNSから自社サイトへ誘導する
SNSは、検索以外の入口を増やす施策です。Googleのランキングシステムの一覧に、SNSの投稿を評価する仕組みは挙がっていません。そのため、順位対策ではなく人の流れを作る手段として扱います。
リンクの置き場所は、SNSのプロフィール欄です。投稿を見て気になった人が、社名を検索し直さずにサイトへ来られます。
Instagramのように投稿本文からリンクできない媒体では、プロフィール欄とストーリーズのリンクスタンプで補います。投稿の用意にあてる時間は、まとまった1時間で1週間分ほどです。曜日を決めて先に作り置きすると、平日は投稿するだけで済みます。
毎日投稿するより、1つの媒体を半年続けるほうが数字は動きます。媒体の選び方と来店までの導線は、別の記事にまとめました。
関連記事:SNS集客とは?媒体の選び方と5つの手法・来店までの導線を解説
名刺やチラシにURLを載せる
紙からサイトへ来た人は、URLの直接入力としてノーリファラーに分類されます。名刺やチラシ、封筒にアドレスを載せると、会った人が後日サイトを開く経路になります。
ただし、そのままでは紙から来た人と口コミで来た人を区別できません。切り分けるには、GA4のカスタムキャンペーンでURLの末尾に印を付けます。
utm_source、utm_medium、utm_campaignの3つを付けたURLをQRコードにすると、どの紙から何人来たかを数えられます。3つはどの場合もそろえて指定が必要です。
初回の設定は30分ほどで、あとは印刷物を作るたびに使い回すだけです。効果を約束できる施策ではないため、測れる状態にして試す位置づけで進めます。
アクセス数を増やす施策の優先順位
7つを同時に始めると、どれも中途半端なまま止まります。土台の状態、いまの流入の内訳、手元の作業時間の3つを見て、着手する順番を決めましょう。
来週から動かす施策を1〜3個に絞るまでの手順を追います。
先に直す土台を確認する
施策を足す前に、サイトが読める状態かを確かめます。表示が崩れたり開くのに時間がかかったりするサイトは、検索結果に出てもすぐ閉じられる状態です。
Googleの順位付けの仕組みでは、表示の速さ、操作への反応、読み込み中のずれを測るCore Web Vitalsが使われます。ただし、それ以外のページの使い心地の要素が順位を直接押し上げるわけではないと、Googleは明記しています。
Googleが挙げる観点のうち、すぐ確かめられるのは次の4つです。
- Core Web Vitalsの状態
- HTTPSでの配信
- モバイルでの表示
- 過度な広告の回避
スマートフォン向けのページは、検索結果に出す必須条件ではありません。それでもGoogleは強く推奨しており、レスポンシブデザインが最も手軽です。
いま伸ばせるチャネルから選ぶ
次に見るのは、トラフィック獲得レポートの内訳です。いま来ている経路とまったく来ていない経路では、同じ作業量でも戻ってくる数字が異なります。
検索からの流入が大半なら、地図とSNSと紙の3つが空いています。ビジネスプロフィールの整備は初回1時間で済むので、着手の順番は先です。
検索がほとんどゼロなら、記事を増やす前にインデックス登録の状態を確かめます。保存されていないページを何本足しても、検索結果には並びません。
入口ごとの費用や成果が出るまでの期間で選びたい場合は、比較の早見表を用意した記事があります。本記事では、手元の作業時間を基準にした選び方を続けて紹介します。
関連記事:ホームページ集客はどれから始める?費用・期間・難易度で選ぶ方法を解説
必要な作業時間で選ぶ
7つを全部回すと、当社の実務では月に10〜15時間ほどかかります。本業の合間に確保できる時間を超えているなら、下の表の上から順に残していきます。
施策ごとの目安は次のとおりです。
| 施策 | 初回 | その後 |
|---|---|---|
| ビジネスプロフィール | 1時間 | 週10分 |
| タイトルと説明文 | 10分 | 10ページで一巡 |
| 名刺・チラシ | 30分 | 印刷のたび |
| 内部リンク | 5分 | 記事ごと |
| 既存ページの更新 | 30〜60分 | 月2〜3本 |
| SNS | 1時間 | 週1時間 |
| 記事を増やす | 3〜5時間 | 月1本 |
月に5時間しか取れないなら、記事は1本までです。残りの時間は、初回1時間のビジネスプロフィールと1ページ10分のタイトル見直しに回すと、少ない作業量で入口が増えます。
問い合わせにつながるアクセス数を増やす
アクセス数が増えても、問い合わせが動かない場合があります。来ている人が、まだ相談する段階に至っていないためです。
ここでは、増やす対象を選び直して問い合わせに近い人を呼ぶ方法を紹介します。
相談前に検索される言葉を狙う
同じ商材でも、調べ始めた人と依頼先を探している人では打ち込む言葉が異なります。「とは」を付けて調べる人は、まだ情報を集めている段階です。
「費用」「相場」「依頼」を付ける人は、依頼先を比較しています。月30回しか検索されない「費用」の言葉から、1件の相談が生まれる場合があります。
検索数の大きさと問い合わせの近さは、必ずしも一致しません。キーワードプランナーでは、両方の検索数を並べて見られます。
数の少ない言葉にも記事を1本ずつ用意しておくと、相談の直前に読まれるページがそろいます。数の大きい言葉だけを追うと、読まれるのに問い合わせが来ない状態が続くでしょう。
商圏の地域名を含むページを作る
商圏が決まっている事業では、地域名を含むページが相談に近い人を集めます。「地域名とサービス名」の組み合わせで検索する人は、近くの依頼先を探している場合がほとんどです。
地図の検索結果は、関連性、距離、知名度の3つで並び順が決まります。関連性は検索語とプロフィールの合致、距離は検索した人からの距離、知名度は広く知られている度合いを指します。
距離は動かせないので、手を入れられるのは関連性と知名度の2つです。情報を正しく埋めて営業時間を最新にすると関連性が上がり、クチコミの数と評価は知名度に効きます。
なお、Googleは順位を上げるためのリクエストも金銭も受け付けていません。上位表示を保証する提案を受けたら、その提案は断りましょう。
AI検索でアクセス数はどう変わる?
検索結果の上部にAIによる概要が出るようになり、クリックの動きが変わってきました。数字の見方と、これから備える方向を整理します。
公開されているデータとGoogle側の見解の両方を確認します。
AIによる概要が出たときの変化
AIによる概要が出た検索では、検索結果のリンクが押される割合が下がります。米国の調査機関Pew Research Centerの調査では、AI要約が出た検索でリンクが押された割合は8%、出なかった検索では15%でした。
2025年3月に集めた米国成人900人の記録で、日本の数値ではありません。Google側は2025年8月に、クリック総量はおおむね安定し、質は上がっていると発表しています。
両者の主張は食い違っており、外からは決められません。自社の数字なら、Search Consoleの「生成AIパフォーマンス レポート」でAI機能に出た回数を確認できます。
確認できるのは表示回数だけです。なお、AIによる概要が出る検索の割合はGoogleが明らかにしていません。割合を前提にせず、推移で判断しましょう。
検索以外の入口が必要になる理由
AI検索の影響は、まだ数字が定まっていません。定まっていない前提に合わせて集客を組むより、検索以外の入口を用意しておくほうが確実です。
AIによる概要が左右するのは、検索結果に並ぶリンクのクリックです。前半で挙げた検索以外の3経路は、その外側にあります。
名刺を渡した相手や取引のある会社からの再訪は、検索順位が動いても減りません。地図から電話や道順へ進んだ人も、検索結果の並びとは別の流れで来ています。
7施策のうち3つが検索以外の入口を作る施策なのは、この分散のためです。検索が落ち込んでから入口を増やしても、数字が戻るまでには数か月かかります。検索が強い時期ほど、ほかの入口を作っておく余裕があります。
アクセス数を増やす施策を外注する基準
7施策のすべてを社内で回せる会社は、そう多くありません。どこまで自社で回し、どこから外へ出すかを決めておくと、途中で止まらずに続きます。判断の材料になるのは、金額より先に作業量です。
月に取れる時間から外注の線を引く方法を見ていきます。
自社で続けられる作業量の限界
外注の線を引く起点は、月に何時間使えるかという自社側の数字です。経営者が実際に手を動かせる時間は、7施策を全部回す量には届かないのが実情です。
作業時間の目安表に当てはめると、月10時間で記事1本と既存ページの更新2本、ビジネスプロフィールの週次更新まで届きます。取れる時間がそれより短いなら、残す対象はその後の手間が小さい施策です。
足りない分を気合いで埋めようとすると、3か月目に全部止まります。止まったあとの再開には、続けていた場合より多くの時間がかかるでしょう。
外へ出すかどうかは、この差額で決めます。やりたい作業量から自社で取れる時間を引き、残った分が外注の対象になります。
外注に向く作業の種類
外へ出せるのは、手順が決まっていて量が読める作業です。記事の制作、既存ページの更新、タイトルと説明文の見直しの3つが、これに当たります。
社内に残すのは、現場でしか出てこない材料です。お客様が口にした言葉、施工の写真、クチコミへの返信は、外部の書き手には作れません。筆者も記事制作にAIを使いますが、自社で握るのは設計と検品の2つです。
業者を選ぶときは、上位表示を保証する提案を外します。Googleも、順位の保証をうたう業者には注意するよう促しています。過去の実績を提示してもらい、何をどう直したのかを説明できる相手を選びましょう。
Search Consoleを共有する場合は、読み取り権限だけを渡します。設定を変える権限まで渡すと、契約が終わったあとの復旧に手間がかかります。
ホームページのアクセス数でよくある質問
アクセス数を測り始めると、数字の置き場所や広告の要否で迷う場面が出てきます。どれも判断の基準さえ決まれば、その場で答えが出せる内容です。
最後に、相談の場でよく出る3つの疑問にお答えします。
アクセス数はどこで確認できる?
サイト全体のアクセス数はGA4、検索からの流入はSearch Consoleで確認します。どちらも無料で、導入済みかどうかの確認先は制作会社です。
GA4は左メニューの「レポート」から「集客」「トラフィック獲得」と進むと、経路ごとのセッションが並びます。指標の呼び名は前半で整理したとおりで、人数はアクティブユーザーの欄で確かめます。
Search Consoleで開くのは、検索パフォーマンスレポートです。検索された言葉は「クエリ」タブ、ページごとの数字は「ページ」タブで見られます。
並ぶ指標は表示回数、クリック数、クリック率、掲載順位の4つです。2つの画面をブックマークしておき、月に一度開くところから始めましょう。筆者も、順位やアクセス数は上げる前にまず測るものだと考えています。
アクセス数を増やす広告は必要?
7施策に広告を入れていないのは、広告費をかけずに始められる施策だけをそろえたためです。予算があるなら広告も選べますが、先に無料の施策で土台を作るほうが後の費用対効果は上がります。
広告を検討するのは、問い合わせが取れるページがすでにある場合に限ります。受け皿のないサイトへ広告で人を送っても、費用が増えるだけで問い合わせは増えません。
短期間で数を集めたい事情があるなら、広告は有効な手段です。展示会の直前や、新規事業の立ち上げなど、待てない事情があるときに使います。
まずは無料の7施策を3か月続け、そのうえで足りない分を広告で補う順番が現実的です。
効果はどのくらいで出てくる?
Googleは、変更が検索結果に反映されるまでの時間について、数時間で済むものもあれば数か月かかるものもあると案内しています。効果の確認は、数週間待ってからにするようすすめています。
反応が早いのは、ビジネスプロフィールの整備と、タイトルや説明文の見直しです。すでに検索結果へ出ているページの見え方を変える作業なので、早ければ数週間で表示回数とクリック数に変化が出ます。
記事の追加やページの更新は、順位が動くまでに時間がかかります。手を入れた翌週に数字が動かなくても失敗ではないので、3か月ほど続けてから最初の判断をしましょう。判断の材料になるのは、施策ごとの数字を3か月分そろえた記録です。
ホームページのアクセス数を増やす方法について解説しました
ホームページのアクセス数を増やすには、施策を並べる前に現在地を測ります。月ごとの推移、流入チャネル別の内訳、問い合わせにつながったページの3つが判断の材料です。
7施策はいずれも広告費なしで始められますが、全部回すと月に10〜15時間が目安です。土台の確認、いま伸ばせる入口、手元の作業時間の順に見て、来週から動かす施策を1〜3個に決めましょう。
記事の更新やSEOの運用を自社で続けるのが難しい場合は『レノワード企画』へご相談ください。
参考サイト

